『GRAVITY DAZE 2』が全く進まなかった。 直接的には、右アナログスティックでマップの縮尺を変えられることに気付かず、メインストーリーを進行させる場所が分からなかったからなのだが、それだけでもない。 ハッキリ言って面白くなかった。 何が面白くなかったのかについて、少し書いておきたい。 『1』の時から感じていたのだが、このゲームは3Dソニックと似たようなプレイ感である。 自分が高速で動くから、景色が激しく動く。 高速で動いている分には楽しいんだ。 問題は、敵と戦うとき。 これが面白くない。 一発で倒せる敵はいいのだが、耐久力がある敵の場合は、キックが当たった時点でスピードが死ぬ。 スピードが死んだところからもう一回キックしても全然嬉しくない。 しかも、視点が近くなりすぎて敵が照準から外れてしまい、見当違いの方向に飛んでいく事も多い。 やっててイヤになる。 更に問題なのはボスキャラで、大抵背後側に弱点がある。 ボスキャラと戦うときは、いったん通り過ぎて、裏に回ってから向きを変えてキック、を繰り返すことになる。 スピードを殺した上に向きを変えるのがイヤ。 おそらく何か損をしたような気分になるのだろう。 この辺もソニックとちょっと似てる。 ボス戦が一番面白くないという。 基本的には上記の繰り返しが続くので、もうエピソード5あたりで私は完全に飽きていた。 空を飛んでる(厳密には落下してる)だけなら楽しいけど、戦うのはもうイヤ。 メインストーリーが進まなくて、サイドストーリーをやっていたせいもあるのだが。 しかし、実はエピソード5なんてのは序盤も序盤で、まだチュートリアルは終わってなかった。 ここから重力を軽くしたり、重くしたり、という新しい要素が入ってくるんだよね。 同じ跳び蹴りでも変化が加わるし、重力グラブ(モノを投げつける)も強力になって、だいぶ楽になった。 さすがにあのままずっと同じ事が続いていったら飽きるって、創り手も分かるわな、そりゃ。 おそらく飽きた頃に新しい要素を入れて、目先を変えていく心づもりだったのだろう。 私の方が時間をかけすぎたのかな。 もっとも、新しい要素を加味してもなお、戦っているときより、ただ飛んでるだけの方が楽しい、という感覚は変わらないが。 |