Good Job!

可処分時間の奪い合い 2021_04_26

 

Nintendo Onlineのいっせいトライアルで『Good Job!』が一週間遊び放題だった、昨日まで。
これは、物理演算で構築された世界で、どんな方法でも良いから条件を満たせばクリア、というゲーム。
いかにも『HUMAN fall flat』フォロアーな感じで面白そうだった。
シンプルなのに安っぽく見えないデザインも好印象。
買おうと思ったこともあったんだよね、過去には。
セールになってからでいいか、と思っているうちに存在を忘れてしまっていた。
これは良い機会だ。
おそらくそれほどボリュームのあるゲームじゃないだろうし、一週間あればクリア出来るはず、と見込んでプレイした。

やってみたら、これはホントに仕事だった。
タイトルに偽りなし。
障害物を壊さない方が高評価を得られるので、慎重にやらなければならず、あんまり爽快感は得られない。
クリアしても、特に何かがあるわけでもない。
マジで仕事をしているような気分だった。

正直なところ、あんまり面白いとは思えなかったが、一週間無料だからと思って頑張ってクリアした。
それほど難しくはなかったな。
とにかくメンド臭いだけ。
凄くよく出来ているのに面白く感じられないのだ。
やっぱテレビゲームなんだから、クリアしたらプレイヤーが嬉しくなるような演出が必要だと思う。
一応、最後の最後にあるんだけど、全然足りない感じ。
お金は払ってないけど、無料で仕事したような気がして、あんまり得した気分にはならなかったな。

それはともかく。
このゲームをいっせいトライアルで取り上げる意味がよく分からない。
数時間で終わってしまうようなゲームを一週間もプレイさせたら、面白いと思った人はみんなクリアしてしまうだろう。
全クリしてから買うかな?、普通。
とすると、Nintendo Onlineの特典という位置づけだと思うしかない。
GamePassやAppleArcadeが大盤振る舞いしているから、対抗せざるを得ないのかもしれないな。
PSも無料でゲーム配ってるらしいしね。

これはもう大変ですよ。
GamePassとAppleArcade両方に加入中に、更にNintendo Onlineにまでサブスク的な事をやられては。
先週はゲームやりすぎでしんどかった。
可処分時間の奪い合いは既に始まっているのだ。
PS系のパッケージソフトが極端に売れなくなっているのも、ゲームに興味のある連中ほど時間を奪われているのかもしれないね。
消耗戦は避けられないよ。


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