みんなのゴルフ5

ギャルで差別化 2007_12_10

 

ゴルフゲームの差別化は難しい。
『遙かなるオーガスタ』でシミュレーターとしては、そこそこやることはやってしまった感がある。
後はどこまで細かく表現できるか、というだけのことであり、そんなに代わり映えしないんじゃないか。
計算力が上がっても、シミュレーションとして影響の小さい項を省略せずに計算したり、有効数字を増やして計算できるだけなのである。
よほどカオスな系でなければ、入力に対する出力に大きな変化はないだろう。
いまさらゴルフゲームねえ・・・とも思うのだが、そこはそれ、逆になれているとやりたくなる部分もあり、私も長いことゴルフゲームをやってきた。
で、今また私は『みんなのゴルフ5』をやり始めたのである。
詰まるところ、私はようやくPS3を買った。

PS3の話はさておき、『みんなのゴルフ5』である。
私はこのシリーズを初めてやった。
PSの看板シリーズということで、ずっと避けてきたのである。
ただ、「みんなのゴルフ」がキャメロット開発からスタートした事は知っているので、おそらく「マリオゴルフ」とそう変わらないだろうと思っていた。

しかし、これが非常に面白く感じているのである。
ゲームの構成についてはまた別に書きたいと思うのだが、とにかくどんどんプレイしたくなるんだな。
なぜ面白く感じるのかというと、ひとえにそれは心配りであって、しかも私が喜ぶぐらいだから、ちょっとオタク臭い感じなのである。
一言でいうと、なんかギャルゲーっぽいのだ。
なにぶん初めてやったから、今までどうだったのか全く知らないのだが。

プレイがなんだかやけに気持ちいい。
耳障りがいいんだな。
要するに、音声面でサービス精神旺盛なのだ。
ギャラリーがいる方へ打ち込んだりすると、キャディさんが「ファー!」って可愛い声で叫んでくれるんだよ。
それがまたどっかで聴いたことあるような声なんだ。
多分しょっちゅうギャルゲーに出演している人だろう。
もちろんそれは私が女性キャラしか使わないからなのだが。
だって、そっちの方が嬉しいんだから仕方ないじゃないか。
男のむさ苦しい声など聴きたくないのである。

「みんなのゴルフ」っていうぐらいだから、私はもっとファミリー向けな味付けなのかと思っていたのだが、印象としてはオタク寄りな感じがした。
以前からこういう路線だったとすれば、驚くべき事である。
ゴルフゲームでこういう差別化が許されるとは。
案外というか、思った通りというか、日本人はギャル耐性があるのかもしれんな。
それともギャルゲーっぽくなったから、今作は売上が今ひとつなのか。
私はこれで満足だけど。



<余談>
そういえば昔、脱衣ゴルフゲームってあったような気がするな。
ああいうのはゴルフと脱衣が分離してしまっているから、ゴルフゲームの差別化とは言えないが。


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