グノーシア、NS版

人狼ゲームとしては分からないが 2020_05_24

 

私は人狼ゲームをやったことがない。
人狼ゲームを扱ったテレビ番組すら観たことがないね。
どうも世の中で流行っているらしい、という程度の認識しか持っていなかった。
いつぞやのNintendo Direct miniで『グノーシア』が紹介されたときも、なんか面白そうなアドベンチャーゲームが発売されるらしい、というぐらいの印象だった。
『グノーシア』をプレイするに当たって、初めて人狼ゲームのなんたるかを調べたぐらいである。

やってみたら、ホントに人狼ゲームなんだ。
面倒だから説明はしないけど。
ネット上にある典型的な人狼ゲームの説明にバッチリ当てはまっていた。
そこにSF設定とループを加えた感じ。
ただし、やったことがないから人狼ゲームとして面白いのかどうかは分からない。
一方でテレビゲームとして面白かったと言うことは出来る。

現実世界と違って、表情とかセリフで予想することが出来ないから、最初はグノーシア(人狼)を見つける手段があんまり無いんだ。
最初は2割も勝てなかったな。
でも、繰り返しプレイしていくと、スキルやパラメーターが増えることで、少しずつ判断材料が増えていく。
ループ世界を抜けるためには、各キャラの情報を集めなきゃならないのだが、その情報がグノーシアを見分ける判断材料にもなる。
203周目でエンディングを迎えたときには5割近く勝てるようになっていたな。
ループするという設定が上手く活きてるんだよ。
テレビゲームとして。

このループするという設定は別の効果も生んでいる。
繰り返しプレイしていくと、ギャルゲーみたいな感覚も生まれてくるんだ。
好きなキャラが出来て、信じたくなったりしちゃうの。
ギャルだけじゃないけど。
男女以外に、汎(無性別?)があったり、動物やアンドロイドまでいるから、キャラゲーと言った方がイイのかな。
繰り返しプレイすることが苦にならない重要な要素であったと思う。

またね、ストーリーもまあまあ納得できるんだ。
ちゃんとループに入った原因を説明してくれるし、ループを抜けるところまでちゃんと描いている。
グノーシアがなんなのかについても、ある程度臭わせる程度には説明してくれるし。
詳細は書けないけれども。
エンディングはそれなりに余韻もあって、凄く好印象。
大満足でした。

このゲームは終始よく出来たゲームだなと思ったな。
いや待て。
「終始」ではなかったか。
その点についてはまた別に書きたい。


戻る