『ギガウイング』のエピローグを見ていて、思わず目頭があつくなった。(ルビーのやつ) 別にクリアして感極まったからではなく、エピローグを読んだら感動してしまったのだ。(コンティニューしまくりだし) ものすごく短いテキストだし、中身はなんにもないんだけど。 わたしはものすごく感動しやすい人間なのである。 そういう話は勘弁してくれよ、と思った。 そこで、シューティングゲームにシナリオなんているのか?と考えてみた。 同じシューティングゲームとはいっても、『ギガウイング』と一緒に買ってきた『ガンバート2』なんかは必要だろう。 『ゲーム天国』ほどではないが、キャラゲーの感が強いし、エンディングでちょっと笑わせる。 しかもエンディングが2種類あるので、少なくとも各キャラ2回はクリアする必要がある。 内容はどうあれ、ある程度は遊べるわけである。(ちょっと古いタイプのシューティングだと感じた) 一方、『ギガウイング』は得点稼ぎを中心に据えたシューティングゲームといっていいだろう。 何となくかつて私が燃えた『怒首領蜂』に似た雰囲気がある。 だが、『怒首領蜂』にはまともなシナリオはないのだ。 たいていの人が一週目をクリアしたときにイヤーンって感じるような、首領の話が挿入されている程度なのである。(『怒首領蜂』は『首領蜂』の続編で、ドンの言いなりになって戦うというところからきたネーミングらしい。で、続編では話を聞いて怒るので『怒首領蜂』なのかな?) しかし、やっぱり特点稼ぎはそんなことに関係なく熱かった。 とてつもなく熱かったのである。 そして、私がシューティングゲームに再び興味を持つきっかけになった『蒼穹紅蓮隊』でも、やはりシナリオは気にならなかった。 実際にはサイドストーリーがあったらしいのだが、全然興味がなかったのだ。 でも、とても面白かったのである。 こうして考えてみると、やり込み度とシナリオの間に相関関係なんかないぞ、という結論に落ち着いても良さそうな気がする。 じゃあ、シナリオなんか要らないや!とも思ったのだが、それは短慮が過ぎるかも知れない。 誰もがやり込みプレイを出来る訳じゃないし、そういう人たち(私もこちらに入ることが多いのだが)にとっては、とりあえずクリアしてエンディングを見る、という事が目標になる。 やっぱり無いわけにもいかないのか・・・。 では、せめて、最後は救われるシナリオがいいな、という結論にしておきたい。 頑張った人にはご褒美を。 <余談> 『ギガウイング』では最後に「End・・・?」というメッセージが出てくる。 ひょっとすると、真のエンディングが別にあるのかも。 条件はやっぱりワンコインクリアだろうか。 とても出来そうにないのだが・・・。 |