あれ? こんなに面白いゲームだったっけ? 記憶と違うな。 まあまあ面白かった、という記憶しかないのだが。 おそらく解像度が上がったこと以外はDS版と同じはずなのに、圧倒的に面白い。 『ゴースト トリック』、これメチャメチャ面白かった。 遊ぶものがなかったから苦し紛れにプレイしてみただけだったんだよ、NS版の『ゴースト トリック』。 最後のオチ以外は何も覚えていないから、たぶん楽しめるだろうと思って。 そしたら、これは大変なゲームだった。 だって唯一無二のゲームなんだもん。 もちろん、キャラは立ってるし、テキストも面白い。 動物も可愛い。 話のテンポもいいし、目の前の事件を解決しつつ、バックグラウンドで大きなストーリーが動いている展開も飽きを感じさせない。 解像度が上がったせいか、古いゲームには見えないしね、画面の両脇が空いていること以外。 それよりも何よりも驚かされるのは、このゲームにはフォロワーが存在しないこと。 ゲームとしては、まあ脱出ゲームの一種なんだろうけど、ピタゴラスイッチ的な方法で解決していくんだ。 誰かの死の4分前に戻って、主人公である非力な魂が死ぬ因果を変えてやる。 場面場面で出来ることが少ないこともあって簡単かと思いきや、時間経過で出来ることが変わるので、ある程度ゲームを担保出来ている。 十分やりがいもあった。 私が知る限り、こういうゲームを他に見たことがない。 もう十数年経っているのに。 逆裁のフォロワーはいっぱいいるけどね。 おそらく世間でもあまり評価されてなかったんじゃないか、当時は。 評価されていたら、フォロワーがいるはずだもの。 私もこんなに面白いゲームだとは記憶してなかった。 思い返すと、あの当時は逆裁的なものを期待しすぎていたのかな。 逆裁的じゃないから期待外れ!みたいな。 私の目も腐っていたとしか言いようがない。 改めてプレイして良かった。 これからまた再評価されていくんじゃないかな。 |