ghostpia シーズンワン、STEAM版

先が全く読めない 2025_05_22



狭義のゲームは負荷であり、負荷を有するものはすべてが広義のゲームであると私は定義してる。
読むことも、もちろんゲームの一つ。
単に読む負荷だけじゃなく、先を読むことや作者が何を言いたいのかを考えることもまたゲームと言える。
だから、私はノベルゲーだって別に構わないと思っているのである。
ただこれは全然先が読めなかった、『ghostpia シーズンワン』。
これは、今まで見たことも読んだこともないお話。

セールのお勧めに出てきたから、ちょっと見てみただけだったんだ、最初は。
そこで見たこのセリフちょっと惹かれた。
「どこにも行けないこの町で、いろいろできないわたしは夢みる。」
田舎町から出られない女の子をイメージして私はデモ版をプレイし始めた。

しかし、実は全然違うの。
タイトルの通り、住人が全員幽霊の町のお話だった。
しかも、見た目に反してやることがクレイジー。
名探偵コナンを少女マンガ風にしたような絵柄で、一見ポップな感じなのに、平気で人を殺すんだよね。
自分も死ぬし。
死んでもゴミ置き場からいつの間にか復活する、という設定のせいで、残虐さとポップな感じが共存できちゃうんだ。
これは先が気になったな。
だって全然先が読めないから。
本編も買わずにはいられなかった。

本編を買っても、結局何もわからないんだけどね。
どうして幽霊の町に住むことになったのか、人間だったときに何かやったのか、作者が何を言いたいのか、なんにも。
タイトルに書いてある通り「シーズンワン」だから。
でも買って後悔はない。
だって、これが唯一無二の作品だってわかったから。
こんな話は私が知る限り他にないよ。

これは続編が楽しみだな。
もっとも、開発体制が極めて小さいみたいだから、なかなか出ないかも。
映像も手間かかってそうだし。


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