もう最近はゲーム雑誌を読んでいないだけではなく、ネット関係の情報も全く仕入れていないので、次世代ゲーム機がどうなっているのか私は全く知らない。 2012年にWii Uが発売予定なのはさすがに知っているが、ソニー・MS陣営はどうなっているのかな? 360の成功を見るにつけ先に発売したい・・・が、出来れば現行機を引っ張りたい思惑もあり、両陣営、腹の探り合いが続いている、とかそういう具合かね。 PC系の記事では、来年あたり発表がありそうだとかなんとか、憶測記事をたまに見かけることはある。 しかし、これ以上画が綺麗になっても、どうにもならんだろって気もするんだよな。 『Gears of War 3』をやってて、この方向性の限界を感じた。 やりたいゲームが思い当たらないので、やむを得ずメジャータイトルの『Gears of War 3』を選択した。 ところが、プレイしても見ても、どこがどう変わったのか、よくわからない。 やってることは前と同じ。 物陰に隠れつつ銃撃戦を繰り返し、先に進むだけ。 特別武器が新しくなったワケじゃないし、特別な敵が出てくるわけじゃない。 ステロタイプな下級軍人っぽい会話を聞かされても、別にうれしくはないしね。 画が綺麗になったと言われても、見比べでもしないとわからないと思うし、わからないって事はそこにそれほど価値はないって事じゃないかな。 それは『Gears of War 3』に限った話じゃないだろうが。 ゲーム機って、マシンパワーが低いうちは、様々な要素を比較考量して、より重要なことからリソースを割り当てていく。 出来ることが限られているから、何にリソースを割くかが非常に重要だったわけだ。 ところが、徐々にマシンパワーが上がっていくにつれて、今まで比較的重要じゃないから手を付けなかったところにリソースを割くようになっていく。 重要じゃないことにリソースを割けば、当然費用対効果は落ちていくよな。 もうPS3世代でレーシングゲームなんかはパフォーマンスが余ってしまって、あとやることは車体に背景を映しこむぐらいしかなくなっている、なんて話はその最たるものだろう。 手間ばっかりかかって、その割にゲームが面白くなっていないのも当たり前のように思える。 いま『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』やってるけど、半導体的な進化は入力デバイスの変化に及ばない、と強く感じる。 モーションプラス必須のゼルダは凄い。 グラフィックが特別進化したワケじゃなくても、今までと似たような謎解きであっても、プレイ感覚が全然違う。 入力デバイスを変えた方が費用対効果は抜群にいいだろう。 『Gears of War 3』みたいなゲームは、もうそろそろ終わりかなって私は思うね。 コントローラーが変わらなければ、たぶんゲームはもうそんなに変わらないだろう。 次の世代でも少なくとも据え置き機は任天堂路線が正しそうな気がする。 『Gears of War 3』をやると、今さらのようにそう思わされる。 |