Wii Sports Club、ベースボール_7

ゲーム専用機に残された道 2015_04_19

 

常用しているノートPCにセカンドモニタをつけようと思った。
そこで、amazonで検索してみたところ、上から3番目に「ゲーミングモニター」と銘打たれたASUSのモニタが出てきた。
値段も23インチクラスの中では安い方。
特に画質にこだわりがあるわけではないので、これでいいかと思った。
実際に購入してみても、セカンドモニターとしては特に不満はない。

でも、せっかく「ゲーミングモニター」っていうぐらいなんだから、ゲームにも使わないとな。
『Wii Sports Club』のベースボールで全然打てないのは、モニタの遅延のせいじゃないかと前々から思ってたんだ。
おかしいもんな、あんなに打てないの。
こんなにも惨めな現実を私は受け入れられない!
早速WiiUをつないでプレイしてみた。

すると、やっぱりちょっと余裕がある感じがするんだ。
練習がてらホームラン競争やってると、ボールを見てから振っても間に合う感覚がある。
ハイスコアも一発でたたき出せた。
リビングのテレビよりは多少遅延が少ないんじゃないかな。

これは自分に期待できる、と思って何試合か対戦したのだが、結果には全く反映されなかった。
負けまくり。
完全に配球を読んで振ってるから、少しぐらい余裕が出来ても関係ないのだ。
一応、ボールを見てから振るように心がけてはみたものの、どのみちインハイの速球には間に合わなかった。
少し余裕がある分、むしろ遅い球を引っかけがちになって、余計打てなかったのかもしれない。

検索をかけていろいろ調べたところ、「ゲーミングモニター」という名前の所以はフレームレートにあるらしくて、遅延はまた別の話らしい。
遅延を少なくするにはもっと高級なモニターを買わないとダメだそうだ。
しかし、遅延をもっと少なくできるとなると、あれだな。
あの、超絶反応してくるスーパープレイヤー達は、いいモニタを使ってるのかもしれないな。
それはなんかずるい、というか、コンシューマ文化とは相容れない気がする。
PC文化に属する行為だな。

元々据置ってのはプレイヤーの状況が特定しづらいのだが、地デジ対応になって、いよいよコンシューマ文化を維持できなくなったのだろう。
PS4向けの大作洋ゲーなんか、ほとんど全部PCとのマルチになってるぐらいで、もうPC文化との境目はない。
となると、コンシューマ文化の生き残る道は、表示デバイスまで統一できる携帯ゲーム機ってことになるのかな。
ホントはWiiUにだってそういう使い方があったはずなんだが。
通信遅延はなくせないが同期させることは出来る。
タブコン側だけで完結して、且つ60分の1秒が効いてくるような競技性のある通信対戦ゲームを開発できていれば、WiiUの存在意義もあったかもしれないね。
ぱっと思いつくのは、格闘ゲームぐらいだけど。


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