流星のロックマン2 ベルセク×シノビ_2

ゲーム=ぷよぷよじゃない 2008_02_12

 

学生の時分、ゲーム反対運動?を展開しているTという男が部活にいた。
なにもみんなが集まったときにまでテレビゲームすることないじゃないか、というのである。
全くもって尤もなことだ。
人間がいるならサッカーでもモノポリーでも他に楽しいことはいっぱいある。
私は一人で楽しみたいからテレビゲームをやっているのだ。

ところが、ある日Tが色鉛筆を持って私のところにやってきて、『ぷよぷよ』の攻略法を教えてくれと言い出した。
なんでも研究室でやったらケチョンケチョンにやられて悔しいのだという。
私は特別『ぷよぷよ』が得意なわけではないが、まあ、基本的な事ぐらいは分かる。
やむを得ないので、基本的な連鎖の作り方を絵に描いて教えてやった。

色鉛筆を持ってきてまで学ぶだけあって、Tはすぐに上手くなった。
ものの2週間も経った頃には私とほぼ互角に戦えるようになったのである。
そこでTはとんでもないことを言い出した。
おまえは一日中ゲームしているくせに大したことないな、と言うのである。
だが、ちょっと待って欲しい。
私は『ぷよぷよ』の練習なんかやっていないのだ。

普段ゲームをしないTにとっては『ぷよぷよ』があらゆるゲームを代表してしまうのだが、もちろんそうではない。
個々のゲームはそれぞれにルールが異なっており、スポーツで言えば別の競技である。
サッカーの得意な人が野球も得意とは限らないのように、ゲームが異なれば得手不得手もまた区々のはずなのだ。
しかし、こう私が主張してもTには理解させることが難しい。
ゲームというものがどういうものなのかTは全く分かってないからね。
せっかく教えてやったのに、私は不愉快な思いをしなければならなかったのである。

なんで昔話を書いているのかというと、私が『流星のロックマン2』をなかなかクリアすることが出来なかったからだ。
ラスボスが倒せなかった。
数回当たってみて、これはちょっと無理そうに思えた。
近頃は諦めるのも早いのだ。
やむを得ず攻略情報を検索していて、上級者の記事を読んでいたら段々萎えてきた。
このゲームには隠しボスが何匹かいて、そいつ等に比べたらラスボスなんてのはへのカッパだというのである。
対戦で腕を磨いているような連中はレベルが違う。
自分がまるで倒せないのを簡単だと言われると結構ショックだな。
自分、ヘタッピみたい。
理解度を上げて練習すれば出来るんだけどね。
実際出来たし。

私もときどき、こんなもん簡単、とか書いちゃうけど、それは話の流れで書いているのであって、もちろん誰もが同じ状況にあるわけではない。
逆またしかりで、難しいと書いたときも同じである。
今回自分が結構へこんだので、これを読んでいるごく少数の皆さんの中にもショックを受ける方がいるかもしれないと急に心配になってきた。
所詮私一人が感じていることなので、あんまり気にしないでいただきたいものである。


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