任天堂の2014年3月期予想決算が大幅に下方修正されて、大騒ぎになったのは一ヶ月ぐらい前のことだったかな。 1月末の経営説明会でスマホ・タブレット向けのゲーム開発が発表されるのではないか、との憶測もあったそうだけど、結局そんなことはなかった。 失望から株価はどんどん下がっているようである。 持ってないから別に良いんだけど。 未だにエコノミストの中には、スマホ・タブレットに進出すべき、との意見は根強いみたいだ。 しかし、今の所そんな必要はないだろうと、私は思っている。 『レイマン レジェンド』をプレイする中で私は確信した。 前のゲーム話で、意図的に書かなかったことがある。 それはタブコンの話。 『レイマン レジェンド』にはタブコン側を使ったステージがいっぱい用意されているのだ。 ちゃんと数えてないけど、たぶん2割ぐらいはそうだろう。 レイマンの仲間?にバトンタッチして、勝手に動くNPCをタブコン側でサポートするのである。 プレイしていて、またか、と思うことが多かったので、割と頻繁に出てきた印象だった。 私はこれらのステージをプレイして、あんまり面白いと思わなかった。 決して出来が悪いわけじゃない。 素人が思いつきそうなモノは大体網羅されていて、まずまずがんばって創った様子は窺えるのにもかかわらず、だ。 なぜならば、ほとんどが指で操作するような大雑把な仕掛けだからである。 こういう作りではバリュエーションも限られるし、仮に最初は面白いと感じても、すぐに飽きるよ。 ジャイロを使うにしてもワンパターンしかないだろ。 置き換える対象に何かしらの価値が感じられればまた別かもしれないが、こういう使い方ではダメなんじゃないか。 たぶんペンを使わせるような細かいゲームじゃないと、感圧式を採用した意味がないと思う。 私だったら、「応援団」とか「カセキホリダー」みたいな使い方を考えるところである。 一方で私が感じたこの「あまり面白くない」という感覚は、スマホ・タブレット向けのアクションゲームにも概ね当てはまるのではないか。 スマホ・タブレットがゲーム専用機を駆逐することはないよ。 絶対ない。 そんなもんで満足出来るはずがないもん。 スマホ・タブレットにコントローラーが標準装備されたり、コントローラーの統一規格が出来て、すべてのメーカーがそれに従う、とか特別なことがない限りは。 任天堂の決算を見たときは、正直もう終わりだ、と思った。 私も引退すべき時が来たのかな、と。 でも、まだ終わらないだろ。 きっと大丈夫だ。 |