『FF9』のエンディングを何回も眺めていて思った。 ゲームのエンディングというのは本当に素晴らしい。 『FF9』に限った話ではない。 大抵のゲームのエンディングは素晴らしいのだ。 美しいと言い換えてもいい。 なぜならば、ゲームの中に存在する美しさの全てが最後に凝縮するからだ。 それまでの全てが報われる瞬間でもある。 まあ、変な言い方かもしれないが、最後さえ美しかったら、それでいいとさえ思う。 終わりよければ全て良し。(意味が違うような気がするが) そんなエンディングの中でも、もっとも私が好きなのは『FF8』のものである。 とにかく美しい。 登場人物の全てが輝いている。 中でもお気に入りは、回想でラグナ(主人公の父)がレインに(主人公の母)プロポーズするシーンだ。 彼女は現実には死んでしまっている。 しかし、二人には未来が約束されている。 その瞳には輝ける二人の未来を信じる光がある。 たとえその生きている世界がどれほど荒廃していようとも、たとえ他に寄る辺一つなかろうとも。 そしてそれは永遠なのだ。 こんな美しさが私達の身に回りにあるだろうか? この打算に満ちた世界に。 私は『FF8』のエンディングを見て以来、結婚式に呼ばれるたびにいつもこう言いたくなる。 君たち二人にはこんな美しい瞬間があったのかい?って。 なかったんじゃないの?って思うのは、独り身の僻みだろうか? <余談 2001_02_18> 全然関係ない話なのだが、ちょっと思いついたことを。 『FF9』って、お芝居の部分に、映画「恋に落ちたシェークスピア」っぽい雰囲気があるんだけど、影響されてるのかな? ダガーっていう名前も、「oh! happy dagger!」のとこら辺から着想を得たとか。 思い過ごしかな? |