ブレイブリーデフォルト_4

独りで出来るもん 2012_11_20

 

私はゲームは独りでやるもんだと思っている。
友達と遊びたかったらリアルで遊んだら良かろう。
リアルでは人を避けているくせに、ネット上では人とつながりたくて仕方ない、なんてのは卑怯だろ。
私はそんなのは認めない。
とことん独りで私は遊んでみせる。
しかし私の裁量ではどうしようもない部分もあった。
この話を書くには、どうしても『ブレイブリーデフォルト』の終盤に触れなければならないので、これからプレイする人は読んではいけません。


このゲームにはコミュニケーション要素がいくつかあった。
すれ違い通信で村の住人を集めたり、フレンドをキャラにリンクさせてアビリティを稼いだり、ゲームを有利に展開することが出来る。
しかし、私はこれが何となく不愉快で、絶対使わないぞと心に決めてプレイしてきた。
村人の数と村の再建スピードが比例する?ので、村の再建は全然間に合わなかったが、まあ、そこはなんとかなった。
与えられるダメージは9999でリミットされているから、最高の武器を使わなくても、実質影響はない?からね。(やってないからホントのところは知らないが)
すれ違いもネット通信もまったく使わなくてもフレンドは用意されているので、アビリティリンクは一応使えた。
あってもなくてもあんまり関係ないような気はしたし、とりあえず独りで遊んでいても特に問題は無いかのように見えた、最終盤までは。

問題は最後の最後。
『ブレイブリーデフォルト』の他のプレイヤーが平行世界の自分たちだって話になるんだよね。
なるほど上手い展開だな、と感心はした。
おまけに、ラスボスの最終形態はあまりダメージ攻撃をしてこない代わりに、フレンド召喚以外使えない状態異常攻撃を繰り出してくる。
つまり、それまで使ってなかったとしても、そこでフレンド召喚を使うしかなくなるんだよ。
平行世界の仲間が助けにやってきた!という格好だ。
そこですれ違いなんかを積極的にやってた人とそうでなかった人の間で、感動の度合いはまったく違ってくるだろうな。
私なんかは敗北感を味わっていたけどね。

3DSの機能をシナリオの中で上手く生かしているわけで、これは褒められるべき演出なんだろうとは思う。
しかし、独りで遊ぶことすらも許されないのか、と抗うことの出来ない時代の波をも感じることとなった。
普通に独りで遊ばしてくんねえかなー。


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