ラチェット&クランク THE GAME

思い出補正が係るほどの思い入れはないはず 2016_09_06

 

昔遊んだゲームは面白かった気がする。
それは概ね、自分に起因する問題のはずだ。
若い頃は感受性が強かったり、ゲーム慣れしてなかったり、ゲームがどういう仕組みで出来ているのか理解してなかったり、様々な理由でいまより面白く感じられたのである。
更にそれが時間と共に美化されて、より面白かった気がするのであろう。
しかし、そんなに昔の話じゃないし、美化するほどの思い入れもないゲームが面白く感じられないというのは、果たしてどういうことだろうか?
『ラチェット&クランク THE GAME』は、あれっ、ラチェットってこんなんだっけ?っていう感じのゲームだった。

あんまりよく覚えていないのだが、PS3で遊んだ『ラチェット&クランク FUTURE』が面白かった記憶がうっすらとあったので、『ラチェット&クランク THE GAME』もプレイしてみた。
画は綺麗だよね。
ロボットはPS3でも十分だったけど、PS4になって生物っぽいキャラでもリアルタイム描画でピクサー並になった。
一見してすごいとは思う。
前から大雑把なシリーズなので、ゲームはこんなもんなのかな。
大雑把に狙って大雑把に避ける。
プレイヤーの成長よりも武器の成長の方が大きく効いてくるので、やり込んでメチャクチャ面白いっていう感じではなくて、流してそこそこ面白いって感じ。

しかし、記憶していたほど面白くはないとも思ったんだ。
思い出補正が係るほど、前作に思い入れはないはずなんだが。
話がぶつぶつに切れいてるせいなのかな。
ストーリーが回想風になっていて、あんまり気持ちが盛り上がらなかった。
これでは淡泊すぎるんじないか。
それ以前に、なんのために何をしているのか、最後までよく分からなかったというのもある。

前はもっとキャラが面白かった気がするんだが、今回は面白く感じなかった。
ラチェットが空気なのはいいとしても、クランクはもっと面白いキャラだったように記憶してたんだけど。
そういえば、クランクがあんまり喋ってない気がする。
初代のリメイク?だから、この時点ではそんなにキャラが立ってなかったのかな?

なんだかスッキリしない。
こんなんじゃなかった、という気がして仕方ないんだ。


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