昔遊んだゲームは面白かった気がする。 それは概ね、自分に起因する問題のはずだ。 若い頃は感受性が強かったり、ゲーム慣れしてなかったり、ゲームがどういう仕組みで出来ているのか理解してなかったり、様々な理由でいまより面白く感じられたのである。 更にそれが時間と共に美化されて、より面白かった気がするのであろう。 しかし、そんなに昔の話じゃないし、美化するほどの思い入れもないゲームが面白く感じられないというのは、果たしてどういうことだろうか? 『ラチェット&クランク THE GAME』は、あれっ、ラチェットってこんなんだっけ?っていう感じのゲームだった。 あんまりよく覚えていないのだが、PS3で遊んだ『ラチェット&クランク FUTURE』が面白かった記憶がうっすらとあったので、『ラチェット&クランク THE GAME』もプレイしてみた。 画は綺麗だよね。 ロボットはPS3でも十分だったけど、PS4になって生物っぽいキャラでもリアルタイム描画でピクサー並になった。 一見してすごいとは思う。 前から大雑把なシリーズなので、ゲームはこんなもんなのかな。 大雑把に狙って大雑把に避ける。 プレイヤーの成長よりも武器の成長の方が大きく効いてくるので、やり込んでメチャクチャ面白いっていう感じではなくて、流してそこそこ面白いって感じ。 しかし、記憶していたほど面白くはないとも思ったんだ。 思い出補正が係るほど、前作に思い入れはないはずなんだが。 話がぶつぶつに切れいてるせいなのかな。 ストーリーが回想風になっていて、あんまり気持ちが盛り上がらなかった。 これでは淡泊すぎるんじないか。 それ以前に、なんのために何をしているのか、最後までよく分からなかったというのもある。 前はもっとキャラが面白かった気がするんだが、今回は面白く感じなかった。 ラチェットが空気なのはいいとしても、クランクはもっと面白いキャラだったように記憶してたんだけど。 そういえば、クランクがあんまり喋ってない気がする。 初代のリメイク?だから、この時点ではそんなにキャラが立ってなかったのかな? なんだかスッキリしない。 こんなんじゃなかった、という気がして仕方ないんだ。 |