ノーラと刻の工房 霧の森の魔女

I LOVE Bボタン  2011_08_23

 

私はレジで待つのが大嫌い。
だから列に並ぶときには、どこが一番早いかを真剣に検討するのだが、やっぱり男のレジうちはダメだ。
コンビニみたいに仕事が複雑なとこだと時々出来る男性店員もいるが、スーパーのレジうちは熟練のおばちゃんに限る。
動作が速いもん。
男は変なプライドがあるせいか、ちっとも上手くならないし、早く捌こうという意欲もない。
ホント、あいつらにもBボタンがついていればいいのに。

レジ打ちの話は全く関係ないのだが、私はこのところ『ノーラと刻の工房 霧の森の魔女』をプレイしていた。
例によってゲームの説明をする気はないので、興味があったらご自分で調べていただきたい。
簡単に言えば、「アトリエ」シリーズに時間要素が加わったような作品である。

このゲームは周回プレイを前提としているところが特徴的だ。
普通にやったら、一回目はまずバッドエンドだろう。
とにかく期間が足りない。
一回材料集めに出かけるだけで2週間とか経ってしまうので、期限の3年間にフラグを立て終わるのは至難の業だ。
ああ、なるほど、こうやってやんのか、と分かった頃にはもうエンディングである。
一回目の経験を元に2回目以降で効率的なプレイをする必要があった。

普通ならメンドくせーってところなんだけど、私はそんなに苦にならなかった。
というのも、Bボタンで早送りが出来るからである。
テキストだけじゃなくて、移動も戦闘も早送り出来るのだ。
凄く気持ちいい。
早送りしなくても、元々テンポいいゲームを早送りするから、尚更テンポは良くなる。
それほどやることにバリュエーションがあるわけじゃないんだけど、テンポがいいと周回プレイも意外と出来るな。
何回もやってると、キャラも立ってきて、個別エンドも見たくなる。
お話自体も気持ちの良い筋立てで、嫌な気持ちになることはないし。

周回プレイの持ち越しが、お金とペットだけってところも絶妙の案配だった。
稼ぐ必要がなくなるし、ペットが導刻用の水溶液を吐き出してくれるから、少しスケジュールが楽になる。
スケジュール管理が重要なゲームなので、周回するごとにちょっとずつ楽になるように創ってあるのだ。
なかなかよく出来ている。

結局6周プレイしたから、普通のRPGやるよりむしろ長い時間プレイしたぐらいである。
周回プレイを前提としたゲームってのも案外アリだな。
テンポが良ければ、という条件付きで。
自分でもこれだけ繰り返し出来るとは思わなかった。


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