実はベストエンド?を見ていない、『Detroit: Become Human』。 1周目で3人の主人公のうち、2人はまあまあ納得のエンディングに辿り着いた。 上手くいかなかったのは捜査官キャラ。 攻略ページで調べたら、もう中盤あたりでミスってた。 やっぱりベストエンドが見たいよね。 仕方がないので、中盤あたりから私はやり直す事にした。 各エピソードにはチェックポイントがあって、そこからやり直す事が出来るのである。 ただし、そこにやや問題があって、チェックポイントに戻るとそれ以降の行為は全て白紙に戻される。 3人の行動がリンクするから仕方ない話ではあるのだが、他の二人についても同じ事をやり直さなければならなかった。 スキップとか早回しは出来ない。 ここが苦しいところで、ベストエンドを目指しているから、今までと違う選択は出来ないんだよ。 ストーリーが変わっちゃうとベストエンドにならないでしょ。 だから、プレイタイムの3分の2はハッキリ言って無駄だった。 しかも、私はミスを犯した。 一番肝心な第29話で、QTEをミスってしまったのだ。 よそ見しているうちに始まってしまって、動揺が収まらないうちに捜査官キャラを死なせてしまった。 第29話の最初からやり直そうかと思ったが、ここは長いんだ。 メンド臭くてやってられない。 このキャラは死んでも再起動できる事が分かっていたので、とりあえずエンディングまで進む事にした。 結果的にまあまあのエンディングにはなったが、やはりベストではなかった。 ここで3周目をやるか?と自問したとき、それは無理だったな、やっぱり。 だって、ベストを目指すならまた同じ事をやらなきゃならないからね。 私は3周目を断念したのである。 リプレイを想定するのであれば、このゲームのシステムには大きな問題があると言わざるを得ない。 しかし、創り手はこう主張する事も出来るだろう。 仮に上手くいかなくても、それがあなたの物語なんだ、と。 やり直す必要などないのだ、とね。 その場合、今度はプライスの方が問題になるだろうな。 一周プレイするだけなら高すぎる。 どうすべきなのかと考えていたら、こういうゲームこそクラウドに向いているのかもしれないと気付いた。 それほど応答速度は必要ないわけだし。 一周いくらとか、一時間いくらとかでプレイさせてくれれば、この設計でもいいのかもよ。 新規に得られそうな情報(喜び)とかかる時間と費用を比較考量して、プレイヤーがこれ以上はプレイしたくないと思った時点で止めればいいわけだから。 創り手側も収入を増やしたければ、スキップ機能を付けるなり改善するインセンティブが働くだろうし。 フルパッケージで販売するゲームじゃない気が私はしている。 |