Flock、GamePass版

インディーズだけでは足りないことも 2024_09_13



いま時代に求められているのはインディーズのゲームだと私は思っている。
大手のゲームは価格から内容が決まってくるので、いわゆるタイパが犠牲になってしまうことが多いからである。
しかし、全部が全部インディーズでいいか、というとそうでもない。
やっぱり、手間暇かけて調整することも重要だな、と感じるゲームに出会った。
そのゲームの名は『Flock』。
GamePassに遊びたいものがないので、何となくやってみただけのゲームである。

このゲームの主目的は動物図鑑を埋める事。
生物学者の叔母を手伝うために、大きな鳥の背に乗って飛び回り、新しい生物を発見していく。
現実の生物とはまるで違う架空の生物たちを見つけて、その生態を調べるのである。
広いフィールドを飛び回るので、それ自体が多少気持ちいいところもあり、最初はなかなか楽しかった。

もっとも、最初は、というところに問題があった。
最初の5時間で全55種中45種を見つけることが出来て、この時は面白かったのである。
しかし、次の5時間で新種は4つしか見つけられなかった。
レア種は条件が厳しくて、なかなか見つけられないのだ。
これは退屈だったね。
あまりの眠さにいったんプレイを止めた。

もし大手の作品だったら、こういう作りにはしないだろう。
単位時間あたりに提供する情報量をコントロールして、面白く感じる時間が伸びるように創られるはずである。
そこいら辺はインディーズだけあって、かなり適当な配分になっていると感じた。
プレイヤー任せというかね。
このゲームにもレア種に出会うためのヒントはあるんだけど、ちょっと弱いな。
もっと上手に誘導するべきだろう、と私なんかは思っちゃう。
創り手からすると、全クリしてくれなくても構わない、と思っているのかもしれないし、早くクリアされたら困る、と思っているのかもしれないが。

もちろんこういうゲームもあってイイ。
でも、大手のゲームもやはり必要だと改めて感じさせられたな。


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