いま時代に求められているのはインディーズのゲームだと私は思っている。 大手のゲームは価格から内容が決まってくるので、いわゆるタイパが犠牲になってしまうことが多いからである。 しかし、全部が全部インディーズでいいか、というとそうでもない。 やっぱり、手間暇かけて調整することも重要だな、と感じるゲームに出会った。 そのゲームの名は『Flock』。 GamePassに遊びたいものがないので、何となくやってみただけのゲームである。 このゲームの主目的は動物図鑑を埋める事。 生物学者の叔母を手伝うために、大きな鳥の背に乗って飛び回り、新しい生物を発見していく。 現実の生物とはまるで違う架空の生物たちを見つけて、その生態を調べるのである。 広いフィールドを飛び回るので、それ自体が多少気持ちいいところもあり、最初はなかなか楽しかった。 もっとも、最初は、というところに問題があった。 最初の5時間で全55種中45種を見つけることが出来て、この時は面白かったのである。 しかし、次の5時間で新種は4つしか見つけられなかった。 レア種は条件が厳しくて、なかなか見つけられないのだ。 これは退屈だったね。 あまりの眠さにいったんプレイを止めた。 もし大手の作品だったら、こういう作りにはしないだろう。 単位時間あたりに提供する情報量をコントロールして、面白く感じる時間が伸びるように創られるはずである。 そこいら辺はインディーズだけあって、かなり適当な配分になっていると感じた。 プレイヤー任せというかね。 このゲームにもレア種に出会うためのヒントはあるんだけど、ちょっと弱いな。 もっと上手に誘導するべきだろう、と私なんかは思っちゃう。 創り手からすると、全クリしてくれなくても構わない、と思っているのかもしれないし、早くクリアされたら困る、と思っているのかもしれないが。 もちろんこういうゲームもあってイイ。 でも、大手のゲームもやはり必要だと改めて感じさせられたな。 |