このところ、「ぽっぴっぽー」という曲を延々とプレイしていた。 PSPの『初音ミク Project DIVA 2nd』に収録されている「ぽっぴっぽー」は両手打ちの練習にちょうどイイという話を聞いたからである。 短いうえにリズムを刻みやすい曲で、確かに練習にはもってこいの曲だった。 最初は簡単かな、と思ったのだが、これがなかなか上手くいかなかった。 2連打2回のあとに3連打という組み合わせが3回x2、出てくる。 一回なら出来るのだが、繰り返しやると必ず失敗するんだ。 100回やっても200回やっても出来ない。 3連打を左右左でやると上手くいかないことに気付いて、そこだけ右左右に切り替えたら上手くいった。 実に217回目のクリアでパーフェクトが出せたよ。 トライした回数でいえば、1000回は優に超えただろうな。 これは楽しかった。 出来たときには喪失感すらあったな。 これ専用にもう一台PSP買ったけど、全く悔いなしだ。 よし!これで両手打ちも上手くなっただろう、と思って『DIVA F2』に戻ったところ、PSPでの練習は全く役に立たないことが分かった。 PSVitaはボタンが全然違うから。 ボタンは小さくて重いし、方向キーは斜めに滑りやすい。 Vitaと比較して初めて気付いたが、PSPのボタンって凄く出来がいい。 据置と押し比べても遜色なかった。 しかも、2000番と3000番を比較すると、3000番の方が微妙にストロークが深くて、改良している様子が窺える。 にもかかわらず、Vitaにはなんでこんなに出来の悪いボタンを採用したのか?という疑問が湧いてきた。 おそらくボタンが重いのは、爪が引っ掛かって誤入力するのを防ぐためだろう。 実際、隣のボタンに爪が引っ掛かったけど、入力判定には至らないことがよくある。 つまり、ボタンの大きさが先に決まっていて、そこからこの重さが導き出されたのだと私は推測する。 新型も押し心地は変わったらしいけど、大きさは変わっていないから、やっぱりデザイン重視で決まったんだろうな。 今になってみると、これは大失敗だ。 スマホ・タブレットの性能がどんどん伸びていくなかで、携帯ゲーム機のアドバンテージは何か、といったら、画一的なコントローラーが存在することでしょ、いの一番は。 この優位をデザインのために殺すなんて馬鹿げている。 両左右5mmぐらい大きくなったって別にいいじゃんか。 PSVを設計したときには、まさかこんなにスマホ・タブレットが伸びてくるとは思わなかっただろうけども。 3DSだって実は同じなんだ。 折りたたんだときに上とぶつからないように、ストロークを浅く設計してあるんだよ、たぶん。 DSだったら、タッチがメインだって言い張れなくもないけど、3DSは上を使おうとしているゲーム機だからね。 本来は押しやすさに拘るべきだと思うよ、私は。 次世代携帯ゲーム機が発売されるのか、私には分からないけど、今度出すなら徹底的に押しやすいボタンを採用して欲しいもんだ。 ボタン以外に何か優位があるなら話はまた別だが。 |