初音ミク Project DIVA 2nd

いの一番のアドバンテージ 2014_06_24

 

このところ、「ぽっぴっぽー」という曲を延々とプレイしていた。
PSPの『初音ミク Project DIVA 2nd』に収録されている「ぽっぴっぽー」は両手打ちの練習にちょうどイイという話を聞いたからである。
短いうえにリズムを刻みやすい曲で、確かに練習にはもってこいの曲だった。

最初は簡単かな、と思ったのだが、これがなかなか上手くいかなかった。
2連打2回のあとに3連打という組み合わせが3回x2、出てくる。
一回なら出来るのだが、繰り返しやると必ず失敗するんだ。
100回やっても200回やっても出来ない。
3連打を左右左でやると上手くいかないことに気付いて、そこだけ右左右に切り替えたら上手くいった。
実に217回目のクリアでパーフェクトが出せたよ。
トライした回数でいえば、1000回は優に超えただろうな。
これは楽しかった。
出来たときには喪失感すらあったな。
これ専用にもう一台PSP買ったけど、全く悔いなしだ。

よし!これで両手打ちも上手くなっただろう、と思って『DIVA F2』に戻ったところ、PSPでの練習は全く役に立たないことが分かった。
PSVitaはボタンが全然違うから。
ボタンは小さくて重いし、方向キーは斜めに滑りやすい。
Vitaと比較して初めて気付いたが、PSPのボタンって凄く出来がいい。
据置と押し比べても遜色なかった。
しかも、2000番と3000番を比較すると、3000番の方が微妙にストロークが深くて、改良している様子が窺える。
にもかかわらず、Vitaにはなんでこんなに出来の悪いボタンを採用したのか?という疑問が湧いてきた。

おそらくボタンが重いのは、爪が引っ掛かって誤入力するのを防ぐためだろう。
実際、隣のボタンに爪が引っ掛かったけど、入力判定には至らないことがよくある。
つまり、ボタンの大きさが先に決まっていて、そこからこの重さが導き出されたのだと私は推測する。
新型も押し心地は変わったらしいけど、大きさは変わっていないから、やっぱりデザイン重視で決まったんだろうな。
今になってみると、これは大失敗だ。

スマホ・タブレットの性能がどんどん伸びていくなかで、携帯ゲーム機のアドバンテージは何か、といったら、画一的なコントローラーが存在することでしょ、いの一番は。
この優位をデザインのために殺すなんて馬鹿げている。
両左右5mmぐらい大きくなったって別にいいじゃんか。
PSVを設計したときには、まさかこんなにスマホ・タブレットが伸びてくるとは思わなかっただろうけども。

3DSだって実は同じなんだ。
折りたたんだときに上とぶつからないように、ストロークを浅く設計してあるんだよ、たぶん。
DSだったら、タッチがメインだって言い張れなくもないけど、3DSは上を使おうとしているゲーム機だからね。
本来は押しやすさに拘るべきだと思うよ、私は。

次世代携帯ゲーム機が発売されるのか、私には分からないけど、今度出すなら徹底的に押しやすいボタンを採用して欲しいもんだ。
ボタン以外に何か優位があるなら話はまた別だが。


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