FF12は面白かった。 しかし、思い返してみると、そういえば・・と気付くのである。 『12』は『15』と似たような感じのゲームだったな、と。 すっかり忘れていたが、私が『15』をプレイしたのはほんの三ヶ月前だった。 おそらくガンビットは今どきメンド臭いから仲間を完全AIにして、主人公だけもう少しアクションゲームに寄せたんだろう。 『12』だってボタンを押しっぱにしておけば主人公は勝手に戦ってくれるから大差ない。 画的にも、感覚的にもかなり似てた。 そして、それ以上に驚くのは、『12』の方が断然面白く感じられたことである。 『12』の方が見た目はショボイし、圧倒的に古いゲームなのに。 その理由を考えてみると、やはりファイナルファンタジーだから、ということになるのかな。 その時代の、そのハードで最高のCG技術を盛り込もうというのがFFなんだから。 もういっぱいいっぱいで作られている。 どう頑張ったところで動作は重いし、ロード時間は長くなる。 快適さよりもCG技術を優先するのがFFなんだ。 おそらく創り手もそれが面白さにつながるわけではないと分かってはいるはずだが、訴求力という意味で画作りを重視せざるを得ないんだろう。 一方で『12』は二世代前のPS2用だから、PS4になればパワー余りまくりだわな。 処理は軽いし、アクセスはメチャメチャ速い。 処理が軽いから4倍速でも実装できちゃう。 スタンバイモードを使わなくても問題ないぐらい起動は速かったし、ロードが短いからフィールドの切り替えも気にならない。 しかも、見た目もそんなに悪くないんだ。 PS2で最高を目指したモデリングだから、HD化するとそれなりに見えるんだよ。 どの程度手を加えたのか知らないが。 少なくとも顔はそんなに違和感なかった。 どこかでみたような懐かしい顔立ち・・・、あれはオウガバトルかな?(自信がない) 私はわりと好きだった。 プリレンダのムービーはこの10年で極端に進歩したわけじゃないから、いま見てもそんなに見劣りはしないし。(費用は安くなっただろうが) 古い作品でも、その時々の最高を目指して創られた作品をHD化すると、ちょうどいいバランスになるって事はあるかもしれない。 HD化に最適な作品を他にも探してみたらいいんじゃないか。 『FF7』あたりは逆に心配になる。 あれはHD化じゃなくて、完全リメイクらしいからな。 また今の最高を目指した結果、超絶重いゲームになったりして。 |