新釈・剣の街の異邦人 黒の宮殿

抗いがたい早送りの誘惑 2017_09_30

 

TSUTAYA DISCASのサービスは凄いな。
月8枚の契約でも旧作は無制限だから、送料を考えるとほとんど利益は出なさそうなのに、それに加えて動画ポイントまでくれちゃう。
おそらくTポイントを普及させるためのエサみたいな位置づけなんだろうな、レンタル事業は。
対象作品に限定はあるものの、動画ポイントも有り難く使わせてもらっている。
というのも、他の定額動画サイトと同じ作品でも、どうせ観るならDISCASの方が優位なのだ。
なんと言っても早送り出来るからね。
それも1〜2倍まで0.1倍刻みで調整できる。
スプラの待ち時間に特別観たくない作品をなんとなく再生しておくのにちょうどイイのだ。
特別観たくないけど、観始めた以上は結論を早く知りたいと思うことはあるからね。
ホントに早送り最高!

ところで、書き出しとは全く関係ないのだが、『新釈・剣の街の異邦人 黒の宮殿』をプレイしていた。
これは以前プレイした『死印』を創ったメーカーさんの作品。
『死印』をプレイしたときに、ここのメーカーさんはゲームをよく分かってるな、と感じて、他のゲームもやってみたくなったのである。

やってみたら、かなり硬派なダンジョンRPGだった。
地道にパラメーターを上げながらマップを埋めていくタイプ。
絵柄も劇画調でかなり地味目。
派手さはないが、戦闘を高速で飛ばせることもあって、極めて快適でプレイしやすかったな。
難易度が特に高いわけではないのだが、「硬派」だと感じるのは、今どきキャラがロストするから。
主人公以外のキャラは戦闘不能になったあと放っておくと蝶になって消えちゃう。
今どきは珍しいよ、ロストするのは。
プレイしてきた成果が消えちゃうわけだからね。
そこが緊張感にも繋がっているのだろう。
なかなか面白いな、と思いながらやっていた。

しかし、である。
ゲームも終盤にさしかかってきたところで、キャラがロストしまくるようになった。
しかもボス戦じゃなく、雑魚キャラ相手に。
高速戦闘してるから、なぜキャラが死ぬのかよく分からない。
仕方がないからセーブポイントからやり直して通常速度にするのだが、そうすると死なない。
死なないから高速に戻すと死ぬ。
またロードして通常速度、死なない、高速、死ぬ、の繰り返し。
全く話が進まなくなった。
これは7月の頭ぐらいの話。
イヤになったのと、他のゲームが忙しくなったこともあり、そこで中断していた。
今また少し手が空いたので、再開しようと思ったのだが、やはり同じ事の繰り返しになってしまう。

これはもうダメかも。
早送りを使ってしまうと、もう早送りせずにはいられなくなっちゃう。
なんというか、早送りを使わないと損してる気がして。
そもそも無駄なことをやってるんだから、効率を求めてはいけないことはもちろん分かっているのだが。
早送りの誘惑には勝てないんだ。


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