ファミコン探偵倶楽部 PARTII うしろに立つ少女

文章は短い方がイイ 2014_11_19

 

アドベンチャーゲームがない、と私はいつも嘆いている。
しかし、全然無いわけじゃない。
ノベル系であれば、それなりに発売されてはいるようだ。
でも、もう読みたくないんだよね、長いのは。
延々とキャラが会話し続けたり、やけに戦闘描写に拘った作品なんかはもう無理。
実を言えば、20年ぐらい前から苦しかったけど、ついに我慢できなくなった。
つまらない話を読んでられないよ、人生残り少ないんだから。
細かく描くって事は、それだけプレイヤーから寄与を奪っていることになるから、そもそも満足度は高くないはずなんだ、ノベル系ってのは。
しかも、プレイヤーが受け入れられない部分を細かく描かれると、どんどんマイナスの印象が強くなる。
つまらない話でも短ければ、少なくともマイナスにはならないし、こっちで補完できる部分もあるだろう。


たまたまアマゾンを見ていたら、WiiUのダウンロード専売ゲームが期間限定で安売りされていた。
期限を切られると、とりあえず買わなきゃ!って気持ちになるんだよな。
せっかくだからと思って買ったのが、『ファミコン探偵倶楽部 PARTII うしろに立つ少女』だった。
なんでも元々はディスクシステム用だったのをSFC用にリメイクしたモノを、更にWiiUでエミュレートしたものらしい。
当時としてもオーソドックスであったろうコマンド選択式の推理アドベンチャーゲームである。

プレイしてみたら、それなりに楽しめたな。
気になるところはあるんだよ。
なんで未成年の探偵が捜査させてもらえるんだ?とか、なんで○○ちゃんは独りで行っちゃったの?とかね。
でも、あんまり引っ掛からない。
やっぱりテキストが短いのがいいんだろう。
イヤところが目に付きにくい。
今どきの水準からすれば、ストーリーは単純すぎるかもしれないが、それもあんまり気にならなかったな。
自分で話を進めてるって感じがするからだと思う。
話に沿った選択肢を選ぶと、スムーズに話がつながるようには創ってあって、やりようによっては総当たりみたいなプレイを避けることも出来た。
値段以上の満足はあったな。

私はこの程度でもいいと思うんだ。
どうでもいいような長〜いテキストを読まされるよりは。
だったら、昔の作品をやればいいじゃないかって話になっちゃうんだが。
「ファミコン探偵倶楽部」レベルでは、やっぱり絵的にも演出的にもしょぼいんだよ、いまの水準からするとかなり。
いまの水準で、短いテキストのアドベンチャーゲームがやりたいんだ、私は。
無理な相談なのかなあ。


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