Fallout4、PS4版

洋ゲーはまだまだ甘くない 2016_02_08

 

今どきの洋ゲーはよく出来ている。
中身が面白いかどうかはともかく、全然手に負えないということはまずないだろう。
そう思っていた。
しかし、そんなに甘くないな。
まだまだ手に負えない洋ゲーは存在した。

PS4を全く使っていないので、何かないかと探しに探したが何も見つからず、どうしようもなくなって『Fallout4』に辿り着いた。
一応今どきの水準を測るゲームとして、1回はやっておかなければならないだろうと思ってはいたからだ。
大体どんなゲームなのかは想像がついていた。
代表的なオープンフィールドゲームといえば、まあこんなかんじだろうな、という。
確かに映像はすごかったな。
一本道のゲームと比べても遜色ないレベルのCGがどこまでも続いていく。

ただやっぱり、心配りは全然行き届いてなかった。
私が一番気持ち悪かったのは、アイテムの説明が全然ないこと。
メッチャ一杯アイテムが落ちてるんだけど、とりあえず何が必要なのか全く教えてくれない。
要るのか要らないのか分からないって気持ち悪い。
後から必要だと分かって、取りに戻ってこなければならなくなったらどうしよう、時間が勿体ない、って思っちゃう。
なにより当面真っ先に必要になるヘアピンの説明がないのには参った。
ネットで検索するまで、ヘアピンをどうやって手に入れるのか分からなかったからね。

システムも見づらい。
1980年レベルの科学力で無理矢理作った携帯コンピューターみたいなのがシステムの役割をするんだけど、かえって見づらいのよ。
おそらく世界観を作り込みたいんだろうけど、そんなの不自由なだけだ。
装備パラメーターの上下を比べてくれないから、敵の装備を奪っていいものかどうかもよく分からない。
一人称視点だから、自分が裸なのにずっと気付かなかった。

○×が逆なのも地味にストレスがたまる。
間違えて押しちゃって、キャンセルしようとしたら、また押しちゃう!みたいなことが頻発した。
この程度のローカライズもしてもらえない事に驚く。
日本語のセリフが聞き取りにくいし、NPCの受け答えは適当だし、どう見ても日本向けには作られてないわな。
○×を逆にするのは意外と大変なのかもしれないけど、基本的な部分だけに。

2〜3時間やって、これはアカンと思った。
攻略サイトでも見て、さっさとメインシナリオだけ終わらせよう。
一応やったと言える程度にはやらないと、と思ったのである。
ところが、いるはずの敵がいない!
物語が進まないじゃないか。
どうしたらいいのか全然分からんよ。
まだまだ手強い洋ゲーは存在するな。
近頃の洋ゲーはよく出来ているなんて、迂闊に言えないね。


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