おおかみかくし

素敵なおっぱいを持っている君が好きだ 2009_09_21

 

私はおっぱいが大好き。
仕方がないじゃん、大好きなんだから。
もちろんただ大きければいい、というモノではなく、形や乳輪の大きさなども考慮すべき要素の一つである。
もっとも服着てたら見えないから、そこはそれ、想像で補うより他にない。

当然、素敵なおっぱいを持っている女性も好き。
女性からしてみたら、おっぱいが好きなの?それとも私が好きなの?といった疑問はあるやもしれないが、そういわれても困る。
素敵なおっぱいを持っていることも含めて君が好きだ!としか言いようがないのではないか。
もちろん、そんな失礼なこと言ったことないけど。

一見全然関係ないようだが、私は『おおかみかくし』の話を書こうとしている。
それはPSPで発売されたノベル系のアドベンチャーゲームのことである。
噂の竜騎士07の作品だと聞いたので、プレイしてみることにした。
どうも確実にやってるのは原案だけで、どの程度本人が書いているのか不明だそうだが、共著者等も文体は竜騎士07さんの真似してるんでしょう。
意外と平易な文章を書かれる方で、ちょっと驚いた。
今時は小難しい方が受けるのかなと思っていたから、こういう文体だと思わなかった。
非常に読みやすかったな。
それに、お話の中身については私は今ひとつ受け入れられないんだけど、一つ面白いところはあった。
これを書くとどうしてもネタバレになるので、今後プレイする気がある方はここから先を読まないように。


この物語には、人間の臭いを嗅ぐと襲いたくなる獣人みたいな連中が出てくる。
物語の中では「神人」というんだけど、説明が面倒だから私の言葉で書くことにしよう。
獣人といっても、見た目は人間である。
旧市街地に住む人々はほぼ全員獣人であって、ヒロイン的な二人もそうだ。
で、父親の都合で引っ越してきた主人公が他の人間より際立って美味しそうな臭いがする、という設定になっている。
近くにいるだけで、とろんっとなってしまうほど美味しそう。
獣人達には人間を襲ってはならないという戒律があるのだが、もう辛抱たまらん!という具合になるわけだ。
で、ヒロイン達を含めて、獣人たちは主人公にべたべたしてくる。

主人公の立場からすると、俺のことを好きだから寄ってくるの?それとも美味しそうだから寄ってくるの?という疑問が生まれてくる。
私も最初読んでて、きっとヒロインっぽい女の子は、臭いのせいで好きになったんじゃないの!って主張するのかと思ったら、やっぱり臭いのせいだったんだよ、好きなのは。
それはあるよな、現実にも、冒頭に私が書いたように。
そこんところだけ妙に面白かったな。

舞台設定はありがちなくせに、それでいて荒唐無稽な感じがするけど、そこにあるモノは理解できる内容だったな。
「襲う」といっても、その内容が「唇を吸う」であるあたりは、伝奇モノでありながらギャルゲーっぽさを醸し出すのに一役買っているし。
恋心なのか、食欲(キス欲?)なのか、自分でもよくわからないってところが良いんだろうな。
ここの部分の設定はうまいなあ、と思いながら読んでいた。
「唇を吸う」を別のことに置き換えると、色々悪さできちゃうけどね。


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