リングフィット アドベンチャー_3

これぞ正にテレビゲーム 2019_12_04

 

やっと終わった、『リングフィットアドベンチャー』。
毎日30〜40分やって46日、合計26時間ぐらい。
この数字は正味の時間なので、実際には毎日1時間以上、下手すると1時間半ぐらい費やすこともあった。
少なくとも終わりのストレッチは毎回やらなきゃいけないしね。
感覚としては、1日のうちのかなりの時間を拘束された印象。
正直、心も体もシンドイと思うことはあったな。

終わってみると、やっぱりこれぞテレビゲームだ、という思いを新たにした。
テレビゲームってのは、私がいうところの結果から導かれる定義のテレビゲーム。
得をする、というヤツのことである。

それに気付いたのは、最後の方になって敵の攻撃が激しくなってからのことだった。
最初は運動強度19でスタートして、すぐに16に下げたが、少しずつ負荷を上げていき、最終的には22になっていた。
しかしその反面、最後の方は攻撃力強化や属性変化などのアイテムを私はガンガン使っていたのである。
そこで、あれっ?と思ったのだ。
これ、強度上げても意味ないよなって。
キツくなった分、アイテムを使っているだけ。
というか、パラメーターがレベルアップしてるんだから、運動強度の数字なんて特に意味ないよなって。

でも、それがテレビゲームなんだよね。
得をしたと感じられれば何でもいいんだ。
嘘でも、錯覚でも、思い込みでも、何でもイイ。
だって、架空のお話に価値を感じたってイイんだから。
46日やって、実際に消費したカロリーは脂肪1kg強分ぐらいしかなくても、その間に4kg痩せていたら『リングフィットアドベンチャー』のお陰だと思ってもいいわけだ。
なんとなく体の調子が良いのも、健康診断の結果が良かったのも、もちろん。

考えてみれば、このゲーム、Wii/DS世代でやっていたことの集大成のようにも思える。
プレイヤーやリングの動きをゲーム上とリンクさせることで同一性を上げたり、実際に筋トレ効果があるリングを画面の中に持ち込んだり、実際の筋トレ効果よりもゲーム中でもっと効果があるように感じさせたりする。
これぞ正にテレビゲーム。
得をする方法はCGを綺麗にするだけじゃない、他にもあるはずだと追い求めた果てに辿り着いたゲームだと私は思うね。
これは素晴らしかったよ。


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