テイルズ オブ ヴェスペリア PS3版

エターナルフォースブリザード! 2009_11_11

 

私はRPGをやり始めると、すぐにセーブして電源を切りたくなる。
ジャパニーズRPGなんてのは誰にでもクリアできるように作られているから、困難らしい困難などない、或いは初めから乗り越えられるように設計された困難しかないはずなのに、である。
では何で止めたくなるのかというと、実は世界観を頭に入れるのが面倒だからだと私は思っている。
ゲームの世界というのは人為的な取り決めであって、それはルールと呼ぶことも出来る。
ルールを理解してそれに従ってプレイするということは、実はそれ自身がゲームであるとも言えるわけだ。
昔はゲームを買ってきたワクワク感のおかげで新しい世界観を頭に入れるのが苦にならなかったが、今はそんなにワクワクもしてないからな。
どおりでゲームを止めたくなるわけである。

ところで、『テイルズ オブ ヴェスペリア』をスタートすると、最初の1行目に「テルカ・リュミレース」という言葉が出てきた。
ゲームの舞台となる世界の名称だそうである。
まったく困ったことだな。
私は早速電源を切りたくなった。
と同時に、私は我々の遊んでいるゲームがいかにおかしなものであるかということに気付かないわけにはいかなかったのである。

大体からして、世界に名前の付いているなんてそもそも不自然だ。
その世界に住んでいる人はその世界しか知らないのに、なぜ名前を付けて区別する必要があるのか。
我々は今のこの世界に名前なんか付けてないでしょ。
一体誰が名前を付けたのかというと、それはゲームの世界を創造したヤツが付けたのである。
我々はこのゲームで遊ぶ以上、それを受け入れなければならない。

更に少しゲームを進めると、ブラスティア(魔導器)というのが出てきて、また電源を切りたくなった。
もう、魔導器でいいじゃないか。
しかも、性質や用途によって、なんとかしらんブラスティアというように名前が長くなる。
ああ、いやだ。
ホントにRPGって最初がイヤなんだよな。
どうでもいいようなこと覚えなきゃいけなくて。
もうちょっと何とかならんものか。

2ch見てると、「エターナルフォースブリザード」っていうアスキーアートをよく見かけるけど、あれ、結構いいとこ突いているな、と改めて思った。
誰かが勝手に決めた技の名前、受け入れなきゃならない道理なんかどこにもないもん。
そりゃ、普通ドン引きですよ。



<後日談 2009_12_05>
しかし、このお姫様の「です?」っていう語尾あげ疑問文、何とかならんのか。
ホントにお姫様なのか疑わしいな。
まず言葉遣いから勉強し直すべき。



<語注>
エターナルフォースブリザード:2chでよく見かけるアスキーアート。真顔で必殺技の説明をするオタク?とそれに呆れてる友達?が描かれている。


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