罪と罰

どこまでプレイしたら、プレイしたと言っていいのだろう 2001_01_05

 

どこまでプレイしたら、私は「このゲームをプレイした」と言っていいのだろう?
どこで終わったらいいんだろう?
私は未だに『罪と罰』から離れられないでいる。
平たく言えば面白いからだ。

56937272点 スコア
47分07秒 クリアタイム
2382ヒット
これが私の難易度ノーマルにおけるベストデータである。

このスコアをいわゆるライトなユーザーが見れば、なかなかのスコアと思うかもしれない。
しかし、マニアな方が見れば、なんだその程度、ということになるだろう。
実際、私も行き詰まるような段階ではないと感じている。

ここから先はノーミスでポイントアイテムを稼いでいく事になるだろう。
このゲームでは、ポイントアイテムをノーミスで取っていくと、ボーナスポイントがどんどん増えていく(最大5万点)。
基本的に覚えゲーなので、スコアがまだまだ伸びるのは間違いない。

ただ、ここから先に進む必要があるんだろうか?とも思うのだ。
特別目標があるわけじゃない。
目標を自分で定めようにも、難易度は3種類あるし、スコアを重視するのか、ヒットを重視するのか、クリアタイムを重視するのかによって、プレイスタイルは変わってしまう。
他にも遊びたいゲームは山のようにあるのだ。
自由になる時間は少ない。
また悪いことにこの『罪と罰』というゲームは長い。
スコア稼ごうと思うとどうしても50分はかかってしまう。
他のゲームとは別腹で、というわけにもいかないんだ。

止めてしまうべきかもしれない。
一度はそう決意した。
しかし、面白いだけに苦しい。
それに私は仮にも世界一のゲーマーを目指すというのだから、ここで更に自分と勝負しなくてはならないんじゃないのか?とも思う。
ここで止めてしまって、『罪と罰』というゲームをプレイしたと言ってしまっていいのか?

どこで終わったらいいんだろう。
私はいま幸せな苦しみの中にいる。



<後記 2001_01_07>

1月5日にこの文章を書いてから、かえって『罪と罰』熱が高まってしまった。
こればっかりやっている。
ハイスコアは63565000点に、ヒット数は2517にまで伸びた。

ここへ来て、更にこのゲームが見えてきたような気がする。
局面局面で彼は私に問うてくるのだ。
「さあ、どうするの?
 意地を張るの?それともやめとく?」って。
「どっちを選択したらいいの?」って聞くと、「自分で決めな」と言い返されてしまう。
仕方がないので、自分の腕と相談して決めるしかない。
そして彼は、たいていの場合、意地を張ったときにだけ大きなご褒美をくれるのだ。
それはたまらない喜び。

実を言えば、そろそろ煮詰まりつつあるのかな、という気もしている。
ここから先は完全なパターンを作らないと時間の無駄かもしれない。
スコアもヒットも、伸びが小さくなってきた。
そうは思いながらも、なぜかプレイするゲームは『罪と罰』ばっかりなのだ。


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