私は感動屋さん

私は感動屋さん '99_01_07

 

私は感動屋さんだ。
なんでもかんでも感動してしまう。

「ソニックアドベンチャー」のラスボス戦前で使われている、「ソ〜ニックっ!ソ〜ニックっ!」という街の人々のかけ声で涙が出そうになった。
おそらくあのかけ声は、DCの発表会で収録されたファンのかけ声を、そのまま(あるいは幾分修正して)使ったものだろう。

私は録画をダウンロード(ストリーミング再生だったかも)して見ただけだが、実際は非常に情けない音声だったように記憶している。
せっかく、せがた三四郎が盛り上げようとしているのに、全然声が出ていない。
(収録の関係でそう聞こえただけかも)
「ソニックアドベンチャーで使うかも」って言ってんだから、もうちょっと頑張れや、と思ったのを覚えている。
もっともゲームの中では、非常に綺麗に、そして効果的に使われているんだけど。

そういった背景を知っているからこそ感動できるんだ、という風にもつなげるし、あるいは、そういった裏話を知っているのに感動できるんだ、という風に展開することも出来るんだけど、今は止めておこう。
それはつまらないことだ。

最近感動したゲームというと、やはり「ゼルダの伝説〜時のオカリナ〜」をはずすことは出来ない。
エンディングを見ていて、涙が出そうになって我慢した。
(ちょっとMDの某RPGを思い出したりもしていた)

他にないかな、と思ってゲーム棚を眺めていたら、「シャイニングフォース3L」が目に付いた。
そういえば、主人公が旅立つ姿を見て、あれがあのジュリアンか、と感慨深く、思わず目頭が熱くなった。(ジュリアンは「シャイニング・ザ・ホーリーアーク」の中で、父親を亡くして知り合いに引き取られていく、かわいそうな子供だった)

実は、この「ソニック」「ゼルダ」「SF3L」という、3つの作品に共通する点を見つけたんだ。
それはいずれも、エンディング直前で苦しめられた、ということ。
ボスを倒すのに苦労した作品達ばかりだ。
そして、そのどれもが、努力すればクリアできるものだった。

実際のところ、私はいったいなにに感動しているのか?
シナリオに感動しているのか、はたまた、達成感が私をして感動せしめているの
だろうか?
それとも、全然別の何かなのだろうか?

わからない。
でも、一つだけ確かなことは、私がとても得な人間だということだ。
まったくもって、私は幸せな人間だ。


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