左手の親指が痛むことに気付いた。 確認してみると、指先の皮が5ミリほど割れている。 歳取ると冬場、爪際の皮が固くなって困るんだけど、そこが指紋の溝に沿って裂けちゃったんだ。 歳は取りたくないな、ホントに。 指先は神経が細やかだから、メチャクチャ痛いよ。 これじゃ、繊細な操作を要求するゲームは無理だな。 とすれば、こんな時こそWiiの出番なんじゃないか。 左手側はあんまり使わないだろ。 なにか見逃してたWiiの傑作はないものか、と探していて見つけたのが『エレビッツ』だった。 全く記憶にない名前だったのだが、これは意外に面白かったな。 2006年に発売されたゲームなので、今更説明しても仕方ないか、とも思うのだが、逆に誰も調べないだろうから多少は説明する。 簡単に言うと、エレビッツと呼ばれる電気の妖精さんを捕まえるゲームだ。 電気の妖精さんのおかげで電気が使える世界のお話。 妖精さんは物陰に隠れているので、モノを動かさなければならないが、重いモノを動かすには家電製品を通電させる必要がある。 家電製品を通電させると、エレビッツを捕まえるだけでなくモノも動かせるキャプチャーガンをレベルアップさせることができるからだ。 通電に必要なエレビッツを捕まえるためにどこから探していくか、どこを動かしていくか、というあたりに多少謎解き要素があるし、本当の謎解きもいくらかは用意されている。 形式はFPSなのだが、少しアドベンチャー要素も入っているといったところだ。 Wiiリモコンで唯一精度が出せるポインティングを上手く使ったゲームだった。 これは面白かったな。 最終的には、家も遊園地もグッチャグチャになっちゃうんだけどね。 あらゆるモノを引っぺがすから。 家すらも動いちゃう。 そういうところも、面白さのひとつなのかな。 処理落ちしまくるので、マシンパワーがもっとあれば、尚更面白かっただろうとは思う。 それにしても、おかしい。 こんな面白いゲームをなぜ私は知らなかったのか? 今調べてみて驚いたのだが、これローンチタイトルなんだって。 全然覚えてないよ。 やっぱあれかな、ローンチでサードパーティーが面白いゲーム創れるわけがないと決めてかかって、最初からチェックする気もなかったのかな。 反省しきりです。 |