その昔、PS2、GC、XBOXが発表されたとき、3社とも同じ事を言った。 今時のゲームづくりにはお金がかかりすぎる。 新しいプラットフォームではゲームを創りやすくします、と。 (PS2は当初スゴク創りにくかったそうだが) あれは何年前の事になるのか。 あの時、非常に面白かったのは、「ゲームを創りやすくする」の意味が任天堂だけ違っていた点である。 SCEとMSは基本的に開発環境を整えることで、あるいはPCプラットフォームと同じにすることで「ゲームを創りやすくする」と主張した。 まあ、DCの時のセガも同じようなことを言った。 しかし、任天堂だけは、常に同じパフォーマンスを発揮するようにハードウェアを設計することで「ゲームを創りやすくする」と主張した。 ゲームデザインにおいて、サウンド入れたら画面が処理オチしちゃいました、なんてことが起こらないようになっているから、創り手はラクでしょ?思いついたことをすぐにゲームに組み込めるでしょ?と言い出したのである。 あれは面白かったな。 任天堂だけ考えていることが違う。 まあ、世界的に見るとGCはXBOXにすら負けているわけで、任天堂の主張が正しかったのかどうかは私にはわからないのだが。 いま私たちはまた次世代ゲーム機の発表に立ち会っている。 SCEやMSは前回と同じことを言っているようだ。 ところが、また任天堂は変なことを言い出した。 新しいデバイスを用意したから、それを使えばアイディア次第で簡単に面白いゲームが作れるでしょ?と言い出したのである。 ゲーマーの立場からすると、やっぱり任天堂の言っていることの方が魅力的に思えるんだよな。 だって、プログラム組むの大変!とか言われても、そんなん知らんもん。 面白いゲームを創ってくれればそれでイイ。 プログラム組むのぐらい頑張れよ、と言いたいな。 任天堂が言っていることは、私たちが知っている従来型のゲームを変えることにもなるので、守旧型の私にとっては微妙なところではあるのだが。 |