アンチャーテッド エル・ドラドの秘宝_2

戦闘は半分でイイ 2008_02_04

 

近頃の映画は昔に比べると短い。
大昔の映画は3時間4時間は当たり前だったそうだが、今はほとんどが2時間前後である。
特にアクション映画は短いな。
1時間半ぐらいのものが多いんじゃないか。
そもそもアクション映画なんてのは物語に大した内容もないので、この忙しい世の中において長い時間を消費させることは出来ないのである。

『アンチャーテッド エル・ドラドの秘宝』は面白かった、と書いた。
しかし実を言うと、私はぶっ通しでプレイしたわけではない。
毎日少しずつ進めていった。
というのも、戦闘がメンド臭かったからである。

このゲームでは謎解きと謎解きの合間に必ず銃撃戦が入る構成になっているのだが、これが長い。
私は半分にして欲しいと思ったな。
戦闘を一回やると大体いつもイヤになって、いったん電源を切っていた。
多分20回ぐらい中断したはず。

得体の知れない宝物を探すのに敵さんも、よくまあ、これだけたくさんの人間を投入できたものである。
主人公は2〜300人殺してるんじゃないか?
あんだけ殺しておいて、主人公とヒロインに全く陰りがみえないあたり、どんな脳みそしとんのか不思議になるが、それはまた別の話である。
要するに冒険活劇としては戦闘が多すぎる。

これはもう露骨にボリュームを稼いでいるわけである。
もともとアクション映画として1時間半の内容しかないのに、10時間オーバー遊ばせなきゃならない。
やっぱり1時間半で5980円取るわけにはいかないからね。
そこんところは結局、謎解きで詰まって時間を取らせるぐらいなら、なんか手を動かさせておけ、ということなんだろう。
私は戦闘しているより、壁をよじ登っているときの方が楽しかったけどな。
戦闘が半分で、なおかつ今ぐらいのボリュームがあれば、文句の付けようがないところだった。
開発費が高騰している昨今、戦闘で時間を使わせた方が安上がりなんだろうけども。



<余談>
エルドラド物の定番アマゾネスが出てこなかったな、そういえば。
無理矢理『エルドラド伝奇』の話でも絡めようかと企んでいたのだが、当てが外れた。
残念無念。


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