グランディア2_3

物語の落としどころ 2000_08_09

 

『グランディア2』をプレイしはじめて、はや12時間が経過した。
なんというか、これがユーザーの待ちこがれていたものだよなあ、という気がしている。
特に戦闘シーンが良い。
3Dになってはじめてグランディアのシステムが威力を発揮したんじゃないだろうか。
疑似3Dだった前作とは全く印象が違う。
もちろん、アクセスの速さがエンカウントを嫌わない最大の理由ではあるだろうけど。

さて、私は今このゲームが最終的にどこに落ち着くのかな?ということを考えている。
かなり早い段階で、このゲームは単純な勧善懲悪ものでないことを匂わせてきた。
神を盲信するグラナス信者達を冷ややかに見つめる主人公達が何よりの証拠だ。
いったいどこへ落とすのか?

コンシューマーのゲームで初めて、「善悪などというものが相対的なものでしかない」ということを雄弁に語ったのはSFの『真・女神転生』だろうか。
私はファミコンの時代はパソコンで遊んでいたので、その前は知らないのだが。
善悪の相対性へ話を持っていこうとするところなんかは、ある意味ではゲームという世界が成熟してきたことを示しているように思う。
漫画にせよ、アニメにせよ、まあ、一般的な映画にせよ、皆同じ道をたどってきた。
ようやくDCにもそういうRPGが現れたということで素直に喜びたい。

だが、『グランディア2』というゲームは、「快活さ」とか「純粋さ」というものを包含していかなければならない。
あまりドロドロしてしまってはいけないのだ。
さあ、どう落とす?
私はゲームを楽しみながらも、少し意地悪い気持ちでエンディングを想像している。
素直に読めば、二人のヒロインの融合だろうか。


<後日談 2000_08_12>

げっ、予想していたものと全然違う展開になってきた!
かなりショック。
私は、「みんなが祈っているグラナスが実はバルマーで、バルマーがグラナスだった!」とかいう線で責めてくるかと思ってたのに。



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