PSVita版の『テラリア』はやったことがある。 ちょっと話題になってたから。 でも、私にはあの手の工作系は無理だな、メンド臭くて。 私はいかなる創作意欲も持ち合わせてはいないのである。 幸いにして、コントローラーの入力に対してポインターがどこに来るのか分からない、という理由を見つけて、これはマウスで遊ぶべきゲームだと早々に断じた。 やりたくないから、止める理由が見つかってほっとしたものである。 その後、子供たちの間で『マインクラフト』がブームになっているとの情報を耳にしたが、おそらく『テラリア』を3Dにしたようなものであろうと想像して手を出さなかった。 子供たちの気持ちを理解するには同じPSVita版をやるべきなのだろうが、PSVitaの小さな画面でちまちま大きな構造物を作っていくとか、とても自分に出来るとは思えない。 こちとら後は死ぬだけの大人だし、ただ作るのが楽しいとか、そういう気持ちになれなくても仕方ないんじゃないかな。 いつのことだったか、『ドラゴンクエストビルダーズ』が発表されても、私は全くやる気にならなかった。 しかし、否が応でも目に入るな、アマゾンランキングのトップにずらっと並ぶ無料体験版は。 今やアマゾンランキングは最高の広告になった。 余談だけど、発売が半年以上先なのに、発表と同時に突然上位に姿を現す洋ゲーとか見ると、工作の臭いがするよね。 さすがに『ドラゴンクエストビルダーズ』は実力だと思うけど。 腐ってもドラクエの名を冠しているわけだから。 私も一応やってみた。 やってみたら、さすがに導入は完璧だったね。 必要なことを必要なときに、一つ一つ順を追って、天の声と新しい住人に説明させていく。 その説明も、単なる文字列ではなく、クエスト形式にしてプレイヤーに理解させていくんだ。 これなら出来るわな。 言われるままにやっていけば、クリアは出来るし、理解は進む。 そこそこ面白いとは思ったよ。 ただ、この先どうか、とは思うんだ。 あれをやれ、これをやれ、といわれれば出来る。 その後、ここから自由にやってと言われたら、やっぱり困るな。 試しにちょっと大きめの部屋を作ってみたけど、それが嬉しいとは感じられなかった。 結局創り手サイドに全部面倒見てもらわないとダメなような気がしてしょうがない。 かといって、全部面倒見てもらうんだったら、やる意味がないだろって気もするんだよな。 この体験版をやって、これなら自分にも出来るという程度の人間は、本編には進まない方がいいのかもしれないね。 |