ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて、PS4版_2

より良いエンディングなら我慢できる 2018_01_08

 

やっと終わった、『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』。
エンドロール見てから、更に30時間ぐらいかかったかな、トゥルーエンドに到達するのに。
ストーリーはいまいち納得できないのだが、それなりに満足はしている。
割と評判がいいのも頷けた。
納得がいかないのに満足できる、という点について少々書きたいのだが、当然通常エンド以降にも触れなければならない。
今後プレイするつもりのある方は読み進めないで下さい。
読まなくてもイイように結論だけ書いておくと、結果としてより良い結末になればそんなに不満はないし、誰でもそこに到達できるのであれば文句を言う人はあんまりいない、という程度のお話。


このゲーム、通常エンドのあとに、勇者の剣?を奪われる直前に戻ることが出来る。
そこからの主人公の行動に納得できなくて、もの凄くイライラするのだが、それはまあ置いておくとして、それよりも問題なのは時間の巻き戻しの方だ。
どうもパラレルワールドじゃないみたいなんだ。
とすると、今生きている人たち、みんな存在自体が消えちゃうじゃん。
誰かを助けるために、他の人たちをも巻き込んで時を遡るなんて果たして許されるのだろうか?と私は思ったな。

更に最後の最後になると、またなんか変な感じになるんだ。
時の番人?を助けるために先代の勇者の時代まで時を遡らせてあげて、大団円的なエンディングになるわけですよ。
でも巻き戻しだったら、そもそも自分たちも生まれてない世界が出来てるはずでしょ。
ということは、パラレルワールドなの?
だとすると、前の話がおかしくなるような・・・、といった具合に、真面目に考えると気持ち悪いエンディングなのである。

しかし、実のところ、そんなに悪い気はしていないんだ。
結果としてベロニカは死なずに済んだわけだし、主人公がヘマをやらかしたせいで世界が壊滅させられちゃったのも回避できたわけだから。
お話に幾らか納得できなくても、結論がハッピーならまあいいかという気持ちにはなるね。

しかも、時間さえかければ誰でもそこへ到達できるようなバランス取りになっているのも有り難い。
レベルアップするための経験値があまり上昇しないので、割と簡単にレベルアップできる。
言われるままにサブイベントをこなしていけば、自然とレベルも上がるし、パネルも開放できた。
あんまり複雑なシステムを採用してないのも、おそらく評判のいい秘訣じゃないかな。
状態異常を防ぐことと、手数の多いキャラを強化することを意識しさえすれば、ラスボスを倒すことはそんなに難しくなかった。
多少時間はかかるけれども、クリア出来そうだな、とプレイヤーに思わせて、実際により良い結末にプレイヤーを到達させてくれる。
そこいら辺が、プレイヤーの満足度の高さに繋がっているのだろうとは思うな。


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