ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生

超高校級とドラえもん 2010_12_04

 

あれはずるいよな。
どう聞いてもドラえもんにしか聞こえないんだもん。
意識的にやってるのか、あの声しか出せないのか知らないけど、たぶん他のメーカーさんは「出し抜かれた!」と思ったんじゃないか。
あんなん許されるんだ。
テレビ朝日との契約で禁じられている、とかありそうでしょ。
他のメーカーさんはオファーを出すことすら思いつかなかったかもしれない。
驚いたことに、私はプレイするまで知らなかったけど、『ダンガンロンパ』に大山のぶ代が出てるの。
しかも悪役で。
『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』とは近頃PSPで発売されたアドベンチャーゲームである。
ゲームの内容を説明するのは面倒なので、興味のある方は自分で調べていただきたい。

この『ダンガンロンパ』、超高校級のスキルを持っている高校生だけが入学出来る高校を舞台にしている。
まあ、普通じゃないよね。
当然登場人物は全員が超高校級。
で、学校に閉じ込められて殺人ゲームをやらされる、それも黒幕に作られた校則に則って。
一見面白そうな設定だけど、一つ問題がある。
特殊な状況、特殊な人物、特殊なルールがあるということは、それを説明しなければならない。
特殊であればあるほど、その量は増える。
序盤、実は割と怠いんだ。

あそこにドラえもんの声は効いたな。
えっ?と思ったもん。
最初は別の声優が真似しているのかと思った。
マニュアルは読まないから、ネットで検索したらホントに大山のぶ代でビックリしたよ。
普段音声なんか飛ばしているけど、ちょっと聞く気になった。
残酷な黒幕とドラえもんの間には大きなギャップがあるからね。
おかげで序盤上手く乗り切れたな。
なかったら結構しんどかったかもしれん。

最初乗り切ると、キャラが立ってグッと惹き付けられる。
特殊なキャラだけに立ちはいいんだ。
それに変な連中ばっかりなんだけど、それなりに友情が芽生えているような気にもなってきた。
みんなで一緒に黒幕と戦うぞ!みたいな。
それでも殺人は起きる。
起きなきゃゲームにならないんだけど、それでもガッカリした気分になっている自分に気づくことはあった。
校内でみんな一生暮らせばいいじゃん!とか思ったよ。
プレイしているときはのめり込んでたな、この世界に。

いや、これは面白かった。
大山のぶ代効果はあったと思うよ。
良く思いついたよね、大山のぶ代の起用を。
これはやったモン勝ちなんだろうな。


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