Doors: Paradox、PlayPass版

 究極の形 2022_06_11



フィールドの広さを喜ぶ人の気持ちがまったくわからない。
移動するだけ時間の無駄じゃん。
あらゆる要素が一か所に固まっていたら、移動する時間もいらないし、余計なデータも読み込まなくていい。
そんなゲームあったらいいのにな、と思っていたら・・・ありました。
『Doors: Paradox』、PlayPassの中に。
これは良かった。

このゲーム、分類でいえば脱出ゲームの一種になるのかな。
浮島のようなステージの中にドアがあって、それを開けて中に入るとクリアになる、ステージクリア型の脱出ゲーム。
特徴的なのはステージである浮島みたいなやつ。
すべてが謎解き要素で構成されており、回転させればすべてにアクセスできる。
当然移動する必要はない。
無駄がまったくないんだ。

しかも、謎解きが面白い。
厳密にいうと謎解きが、というよりはレスポンスが。
謎解き自体は簡単なのだが、解いた結果、意外な反応を起こしたりする。
一種のびっくり箱といってもいいのかもしれないな。
バリエーションがあって面白かった。

これは私が求めていた究極の形だった。
素晴らしい。
もっとも、みんながこんなゲームを創り始めたら、あっという間にマンネリ化するだろうけどね。
難易度を誤魔化すことも難しいし。
手間をかけさせることによって難易度を補完することができないから。
こういうゲームがあまり創られないことにも理由はあるのだろう。


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