スライドアドベンチャー マグキッド

思いつきにもほどがある 2007_08_20

 

自分でもなぜこのゲームを買ったのか、よく分からない。
『スライドアドベンチャー マグキッド』。
アマゾンを見ていて、何となくつい発注してしまったのだが、これはしまったな。
こんな思いつきにお金を出すのも考え物である。

このゲームのパッケージ写真を見たとき、写真が小さいこともあって、私は少々誤解していた。
画面のフレームを動かして、フレームにマグキッドをぶつけてはじき飛ばすゲームだと思っていたのである。
しかし、実際にはそうではなく、常にマグキッドが中心になるように動く。
それは単に私が勘違いしていただけで、特別それがどうだというわけではない。

このゲームにはDSを一定の角度で保持しつつスライドさせるためのアタッチメントが付属しており、GBAソケットに刺さるようになっている。
はじめて動かしたときはビックリしたな。
自機であるマグキッドがスライドした方向にホントに動く!
これは凄いぞ、と思ったものである。

しかし、DSをひっくり返してみて、驚きはすぐに落胆へと変わった。
なにやら見慣れた赤い光が点いている。
そう、良く見慣れた光学マウスそのものであった。
DS本体がマウスの上に乗っかっている状態なのだ。

これに気付いてしまうと途端に熱が冷める。
だって、これPCでやった方が手っ取り早いし、わざわざ両手で動かすよりずっとプレイしやすいだろう。
視野も広く取れるし。
これはヘタしたらフリーウェアでもありそうな内容だ。
わざわざアタッチメントをつけて、割高の作品を創ることにいったい何の意味があるのか。

もしかすると、DSをWiiのコントローラーとして使うことから着想したのかもしれないが、これはちょっとあんまりだ。
思いつきにもほどがある。
いくらアイディア一発でゲームをつくれるのがDSの良いところだといっても、流石にこれは思いとどまらないと。
任天堂らしからぬ失態だな、これは。



<追加>
一部のミニゲームで面白いな、と思うものもあった。
両手でホールドさせるなら、それなりに同一性の高い対象と置き換える必要がある。
ぞうきんで汚れを拭くやつなんかはちょっとイイかも。


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