魔界戦記ディスガイア_3

廃人をつくるためのゲーム 2004_12_19

 

ゲームスケジュールがぽっかり空いてしまうことがある。
買いたいゲームが発売される前に、前のゲームが思いの外早く終わってしまうことがあるわけだ。
今回はこのスキをつかれてしまった。
スキをついてきたのは『魔界戦記ディスガイア』。
この一週間ほど、廃人のようにプレイさせられてしまった。

このゲームは危ないと前からわかってはいたんだけど、「人間界シナリオでもやってみるか」と思ってしまったのが運の尽きだった。
一度はしまい込んだはずだったのに・・・。
このところ、仕事から帰ってきてから寝るまでずっと『魔界戦記ディスガイア』。
もうアホですよ。

このゲームには本編以外にも一応シナリオがあるのだが、それは口実である。
なんの口実かというと、レベルアップを続けるための。
人間界編に突入するためには暗黒議会(悪魔なのになぜか民主主義)で過半数を取らなければならない。
が、過半数を取るのは不可能だ。
そういう風に設計されている。
過半数をとれなかった場合は、反対した議員を根こそぎやっつけて、議案をねじ込むことになる。

ところが、このハードルが高い。
レベルの高い議案ほど投票する議員のレベルも高いので、よっぽど自分が強くないと押さえ込めない。
だからレベルアップする必要があるわけである。
レベルアップするにはアイテム界に行くと良い。

『魔界戦記ディスガイア』には「アイテム界」という概念がある。
このアイテム界というヤツがくせ者で、ハマってしまうのだ。
アイテムの中に通常の戦闘と同じフィールドがあって、そこに人間(悪魔)も住んでいる。
アイテム界を下層へと進んでいくと、そのアイテムのレベルが上がっていく仕組みになっていて、アイテムのレベルアップとキャラのレベルアップとを同時に行っていく事になるのである。
これは画期的なアイディアだな。
アイテムの中に世界があるっていう発想がスゴイ。
アイテム界に通っているうちに、ジオシンボル(面倒なので説明しません)の使い方もわかってきて、尚更楽しくなってしまった。

アイテム界へ行くのが病みつきになってしまって、もうやめられない。
ハッピーエンドを見たときの主人公のレベルは90だった(3周目終了時)のだが、人間界編を終えるときには146になっていた。
もうこれ以上やったらやばい。
もうやめなきゃ、と思っているはずなのに、現在レベルは180に達しようとしている。
人間界以外にもおまけシナリオがあるのである。
ホントにおまけなんだけど、それはプレイする口実にはなってしまう。

ホントに危険なゲームだな、『魔界戦記ディスガイア』は。
これは廃人をつくるためのゲームだ。
何とか早いところやめたい。
ディスガイアやめますか?それとも・・・。



<後日談 2004_12_26>

結局やめられない。
LV900のドラゴンが出てきて、こいつだけ倒したらやめようと決意して続けてきた。
倒したとき、主人公のレベルは480に達していた。
アホの極みである。

ところが、その次にLV2000の敵が出てきた。
何処まで私にやらせるつもりなのか?
恐ろしいので、ディスクをPS2から抜いてパッケージに収め、棚にしまい込んだ。
今度こそやめてやる!
もっとも、封印でもしないと、またやり出しかねない気はしているのだが・・・。



戻る