ダーククロニクル

嬉しかったこと 2003_06_16

 

『ダーククロニクル』が終わった。
といっても、まだオマケが残っているのだが。

今回やってきて、とても嬉しいことがあったので、それを書きたい。
自分はまだゲームシステムを楽しむことが出来る!
これは嬉しかった。
いつも「時間が惜しい、時間が惜しい」と思っているので、こういうシステムで遊ばせるゲームは自分にはもうダメなんじゃないかと勝手に決め込んでいた。
しかし、武器を合成してビルドアップさせていくことが凄く楽しかったのだ。

打破すべきPS2用として開発された『ダーククロニクル』というゲームは、システムで遊ばせるように創ってある。
シナリオはあまり重視していないんじゃないか。
現在が過去に影響を与える、というコンセプトは素晴らしいんだけど、局面局面の演出の仕方はひどく唐突で幼稚な印象を受けた。
創っている方達はおそらく「RPGはシステムで遊ばせるモンでしょ!」と思っていたに違いあるまい。

このゲームには色んな要素があるけど、面白かったのは武器のビルドアップ。
ビルドアップが楽しかった。
言葉で書くと非常に複雑なので書くのは止めておくが、やってみればそんなに複雑なわけじゃない。
とにかく武器に要素を合成して、より上位の武器に成長させていくのだ。

経験値をためる戦闘自体はそれほど面白いわけじゃないと自分でも思うが、これが止められなかった。
合成に使う武器がレベル5になるまでは・・・、とか思ってプレイしているとあっという間に2時間3時間と経っていったのだ。(合成するためにスペクトル化しなければならないのだが、レベル5以上にしないとスペクトルが安定しない)
正直な話、「こんな大事なときに俺は何をやっているのだろう?」と自問自答するハメになってしまった。
こんなことしてちゃいけないんですよ、私は今。
でも、これは大変素晴らしいことだ。

ラスボス前に武器を成長させ過ぎちゃったので、えらい簡単にクリアできてしまった。
このゲームにはクリア後にもオマケダンジョンがあるんだけど、武器の成長が止まっちゃって何だかつまらないぐらい。
別に意気込んで武器を成長させたわけじゃなくて、やってたら自然にやり込んじゃった。
これが凄い。

こんなにRPGのシステムを楽しむことが出来たっていうのは、「FF5」でアビリティを育てるのに夢中になって以来だと思う。
10年ぶりぐらいか?
まだこんなゲームの楽しみ方が出来るなんて、自分でもビックリ。
それが嬉しかった。



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