サクラ大戦

おへそは取られない 2002_05_04

 

私は飽きていた、『サクラ大戦4』に。
4人目のエンディングを見て、さすがにちょっと休憩を入れようと思った。
休憩を入れようというのに、私が新たに始めたのはDC版『サクラ大戦1』。
元々「サクラ大戦」ってどんなゲームだっけ?と気になっていたからである。

ところで、by the way。
民話・伝承には真実が隠されている、いきなりなのだが。
どうしてかというと、何もないところから物語を作ることが出来るほど、人間の想像力は豊かではないからである。
何かしら基になる出来事があったはずなのだ。

例えば鬼退治の話なんかを考えてみる。
「鬼」が、まあ、実在しないとしよう。
すると、「鬼」に相当する何かがあったはずである。
ここからは想像するしかないわけだが、きっと難破して流れ着いた大陸人(ロシア系)だったんじゃないの?なんてことも考えられる。
体が大きくて、中には赤ら顔の人もいただろう。
「鬼」イメージと被らないこともないのだ。
鬼退治して持ち帰ってくる宝物は、難破した船に積んであった貨物だったのかも。

じゃあ、雷様がおへそを取る、という話はどうか?
『サクラ大戦』に出てくる「真宮寺さくら」くんは、「雷様におへそ取られちゃう!」などと訳のわからないことに怯えているのである。
おまけに「大神隊長」は彼女を抱きしめて「おへそを隠してあげるから大丈夫」とか宣ってしまう。
弱ったことである。
しかし、ちょっと待てよ、と私は思うのだ。

「おへそを取られる」っていうのは、おへそが焼けたんでしょ?
人間に落ちた雷がデベソのような突起部分から抜けると、抵抗が大きくなるせいで、激しく焼けるだろう。
焼け跡を見た人が「雷様におへそ取られた!」と思ったことがこの話の基に違いない。
ということは、おへそに雷が抜けるようなモノを近づけてはいけないということである。
はっ!!

「だめだ、大神隊長!
 さくら君からいますぐ離れろ。
 さくら君がデベソだったらどうするんだ!」
と、思った。

つまり、何が言いたいかというと、「割と面白いんじゃないの『サクラ大戦1』」と改めて感じているということである。


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