SIMPLE DSシリーズ Vol.8 THE 鑑識官

これも持ち味 2014_12_31

 

シリアルキラーと戦うFBIを描いた『Climinal Minds』という米ドラマをシーズン8まで全部見た。
このドラマはとにかく人がたくさん殺される。
酷いのになると、100人殺している犯人もいるぐらいで、こんなにたくさん人が死ぬ刑事ドラマを観たことがない。
見終わって、さて次はどうするか、で困った。
足りないのはゲームだけじゃない。
米ドラマも足りていなかった。
一話完結縛りがあると、観たいモノが限られてしまうのだ。
仕方ないので少し古いが、『WITHOUT A TRACE』という失踪人を探す刑事ドラマを私は観始めた。
ところが、これが地味だったのである。
全然人が死なない。
FBIの中でも失踪人専門の部署なので、死体が出てくると別の部署に担当が変わっちゃう。
だからラストまで死体は見つからないのである。
というか、死んでないことの方が多い。
『Climinal Minds』の後だと、なんともかんとも地味な感じが否めなかった。
でも、見慣れてくると、これはこれでいいのかもしれんと思うようになった。
これも持ち味だよ。
人が死ぬと、殺された方も殺した方も不幸には違いないから、誰も死なないで済むならそれに越したことはなかろう。

ところで、全然関係ないのだが、あまりにも遊びたいゲームがないので、『SIMPLE DSシリーズ Vol.8 THE 鑑識官』を私はプレイしていた。
内容を説明するのも面倒なので、DSで鑑識官でハーフプライスとなれば、まあこういう作品だろう、と想像する範囲に入っていたとだけ書いておきたい。

ただ一つ気になったのは、奇抜な設定が入っているのに、酷く薄味だったこと。
鑑識官ってくらいだから、主人公は科学を信奉する人間のはずでしょ。
なのに、幽霊と化け猫を従えている。
これは途轍もなく奇抜な設定で、スゲー面白そうじゃん。
でも、あんまりこいつらは活躍しない。
おまけに、全部で8話までしかないのに、6話になってやっとまともな事件が起きるんだよね。
なんちゅう淡泊なゲームなんだって印象だったな。

それでもそこそこは楽しめたので、次にPSP用の『SIMPLE2500シリーズ ポータブル Vol.3 THE どこでも推理-IT探偵:全68の事件簿-』をやってみたら、これもあんまり大した事件は起きない。
そもそも探偵である主人公は現場に行かないから、危険もクソもないという体たらく。
写真とネット情報だけで解決しちゃう。
たぶんこういうのが持ち味なんだろうな。
大仰な話にはしないという。
慣れてきたら、これはこれでいいような気がしてきた。
もっと遊びたくなって、『THE 鑑識官2』も取り寄せてしまったよ。


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