98_11_06

ドリームキャスト発売 '98_11_27

         

今日はドリームキャスト(以下、DC)の発売日だった。
本来であれば午前半休でもとって並びたかった。
しかしながら、社会人であるという事実はそれを許さない。
あえなくご破算となった。

今日手に入らなかったことで、私の中でDCへの思いが大幅に低まっていくのを感じている。
むしろ、「並ばなきゃ、買えないような発売日にするな!!」と腹が立ってきたりする。
私とDCとは縁がなかったのであろうか。

今日買うとしたら、『バーチャファイター3tb』しかなかったわけだが、急速に「まあ、いますぐやらなくても良いか」という思いが広がっていく。
大体『バーチャファイター3tb』ほとんどやったことないしな、なんて。

ああ、なんだかどんどんDCが遠ざかっていく。
そういえば、コントローラー、なんか気に入らないし、サターンと互換性がないなんて酷すぎるぜ。
買えない人が一杯いるのに、先に購入した人の方が有利になるキャンペーン(ハンカチ落としキャンペーン)をやるというのはどういうことだ。
おうんっ!?
なんかすごい腹が立ってきた。
ゆるせねえ。
ちくしょー、誰か俺にDCくれ。
いますぐくれー。
くれないと嫌いになってやるっ。


<後日談 '98_12_31>

12月18日になって、ようやくDCが手に入った。

期待どおりのすごいハードだったが、半ば予想していたとおり「バーチャ3」に対して気持ちは盛り上がらなかった。
それよりも、通信関係の充実ぶりが目に付く。
メールもインターネットも、普通のテレビでちゃんと出来ちゃう。

以前、コンシューマーはPCにのみ込まれてしまうかもしれない、と思った事があったが、むしろ反対だと感じた。
コンシューマーは確実にPCゲームをのみ込んでいく事になるはずだ。
「ソニックアドベンチャー」をプレイするに及んで、それは確信に変わった。

ゲームが情報家電になってしまうことは寂しい。
ゲームは文明ではなく、文化であるべきだと思ってきた。
だが、結果としてプラットフォームが広がり、素晴らしいゲームをプレイできるならば、それは歓迎すべき事なのだろう。
新しい時代の始まりだ。


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