ゲームは目新しさが大事。 とはいうものの、演出に惑わされているようではダメだな。 『ダイダロス:ジ・アウェイクニング・オブ・ゴールデンジャズ』。 これはいけなかった。 ホントに恥ずかしいです。 この作品、タイトルに「神宮寺三郎」が入っていない。 おかげで存在に気付かなかった。 このゲームの存在に気付いたのは発売二日前のことである。 しかし、気付いてしまったら一応やってみようかという気持ちにはなった。 だって、『プリズム・オブ・アイズ』に入ってた体験版はちょっと期待させるものがあったじゃん。 360度ビューや思考の樹を育てる、といった新要素が入っていて、久々にチャレンジ精神を感じさせたからね。 タイトルに「神宮寺三郎」が入っていないことも、従来とは一線を画した作品なのであろうと期待させた。 やってみたら、まあ、ストーリーは酷いよ。 終盤の展開とか、あんなのオカシイだろ。 納得できないよ。 まあまあまあでもでもでも、ストーリーが酷いのはいつものことだから、それはこの際置いておこうじゃないか。(頭をかきむしりながら、甲高い声で話す私をイメージして!) 私が問題にしたいのは新規な演出面について。 360度ビューは全くメリットがないね。 ロードに時間がかかるだけ。 もっときびきび動いてくれれば許せるけど、現状では意味があるとは思えない。 単なるハッタリだよ。 更に思考の樹がマズイ。 これは単にフラグを可視化しただけだな。 何の意味もない。 というか、思考にガイドをはめる格好になっていて、むしろプレイヤーの寄与を奪う結果となっている。 マイナス要因になることはあっても、プラス要因にはならないだろ、これ。 しかも肝心なところでは普通の二択三択になるので、ホントに無意味。 まさか、こんな内容だとは思いも寄らなかった。 しかし、だ。 『プリズム・オブ・アイズ』を思い返してみると、別に嘘をついていたわけじゃない。 そういえば、こんな感じだったよ。 アレを見て、新しいチャレンジだと思った自分が恥ずかしい。 私の目は節穴だ。 |