ここ数年で、プレイしていないことになっているゲームがずいぶんと増えた。 遊ぶゲームがないと言いつつ、割と有力なゲームが抜けているのはそのためだ。 ゲームが面白くないのは自分に能力が無いことに他ならず、わざわざ自分の無能を晒したくはない。 だったら、最初からプレイしていないことにした方がイイと私は思うのである。 しかし、難しいからといって必ずしも諦めるわけじゃない。 私の場合は、辛いのに加えて、時間が勿体ないと思うときに止めるな。 死にゲーなのは構わないが、死んだところまで戻るのに時間がかかるのはイヤ。 他にも、どれぐらい努力したらどれぐらいのリターンがありそうなのか、予想がつかないゲームは止めたくなる。 そういった観点からすると、どんなに難しくても止めるわけには行かないのが、『CUPHEAD "DON'T DEAL WITH THE DEVIL"』。 これはプライドに賭けても止めるわけには行かなかった。 有名なゲームなので、内容はご自分で調べてください。 とにかく覚えゲーというか死にゲー。 難易度が高いので、投げ出しても不思議ではない。 でも、意外と出来ちゃう。 というのは、リスタートが早いから。 大体5秒前後かな。 基本的にボス戦のみという構成もプラスに作用しているのだろう。 1ステージ2分ぐらいで無駄がない。 そして極めて有り難いのが、ゲームオーバー時にどこまで進んだのかグラフで表示してくれること。 ボスの形態が変化するところに目印がついていて、凄く分かりやすい。 お陰で、あとこれぐらい努力すればクリア出来そうという目処が立った。 ここまでやってくれてるのに投げ出したら、ホントに恥ずかしいと思ったよ。 意地でもやろうと。 それでもやはり壁はあった。 エリア2の「ワクワク火あそび」。 ここは中盤の山にして、最終的には最難関だった。 足場が強制スクロールで、しかもボスに近寄っていくの。 特に第3形態が鬼門で、早く倒したくて近寄り過ぎてミスを繰り返した。 イージーミスするとイライラしちゃって、余計ミスを繰り返してしまう。 気分転換する以外に方法がなくて、何回も日を跨いだよ。 結局、2分ほどのステージをクリアするのに、5日に亘って5時間ぐらい掛かったのかな。 最終的には、武器を替えたり、スーパーを発動するタイミングや、そこから逆算したゲージを貯め方を考えることによって、どうにかこうにかクリアした。 ここを越えたら、あとはどうにかなったよ。(攻略情報はバリバリ見たけど) クリアして、もの凄い満足感が得られた。 面白かったよ。 久々にちゃんとゲームした感じ。 そして、ゲーマーとしてのプライドも保つことが出来た。 |