『トライジール』にハマった。 まさかこんなに楽しいとは夢にも思わなかったな。 ゲームってのはやる気になれば大概楽しめるもんだ、と改めて感じている。 ここまで来たからには是非ワンコインクリアしたい。 コインは使ってないから、ノーコンティニュークリアというべきか。 出来ることならば、公式スコアアタック大会中に。 だが、それはそんなに簡単じゃない。 プレイし始めて10時間ぐらいは絶対に無理だと思っていた。 ひょっとしたらイケルかな、と思ったのは、5面・6面の構成が理解できてからである。 クリアするためには必ずラスボスを倒さなければならないわけで、ここから逆算することで展望が開けてきた。 このあたりの事情を書くためには、少しだけ『トライジール』の説明をしなければならない。 このゲームは火力が極めて重要であるところに特徴がある。 3種類のウェポンにそれぞれ4段階ずつパワーアップがあり、計12段階レベルアップ出来るのだ。 ところが、いったん自機を失うとパワーアップアイテムは2個しか回収できない。 火力が弱いとそれだけ長い間敵の攻撃を避けることになる。 つまり、死んではいけないゲームなのだ。 この辺のシビアさがあんまり受けないのかもしれないな。 で、ラスボス(6面)は当然堅い。 攻撃もきつい。 弱まった状態で何発ボムを使っても保たないな、少なくとも私の実力では。 だから、「フルパワーで6面に突入すること」が最低条件となる。 ここで最初の条件が決まった。 そうすると、当然次に「5面のボスをノーミスで倒すこと」が決まってくる。 5面のボスは相当しんどいので、自分の実力を考えれば、ボムを使うしかない。 それも2発。 ここが決まると、次は「ボム2発持たないで5面のボスに突入するんだったら、ワザと死んでボムを2個補給しなければならない」が決まる。 これが巧いことに、5面のボス前にパワーアップアイテムが湧いてでる場所が用意されているのである。 あそこでワザとヘマればいい。 創り手も当然に想定しているんだろうな。 ここまで決まってくれば、後は全力を尽くすだけ。 4面の隕石地帯とか、4面のボスとか、5面の砲台地帯とか、難しいところはいくつかあるけど、やっていればいつかは出来るだろうと予感していた。 4面の隕石地帯なんかは、あまりに長いので集中力が持たない、絶対無理!!とはじめは思っていたけど、そのうち出来るようになった。 人間には凄い能力が備わっている。 前後左右に注意を払うバランスみたいなのが自然と磨かれてくるんだな。 ある日、5面のボスにボム3で突入し、ボム2個を残して6面に突入する自分がいた。 ボム一発で切り抜けられた! 想定の範囲を超えている!! 「変なところに力入れない!いつも通りに!!」と叫びなら、中ボスを倒す。 次の難関はラスボスの第2形態だ。 しかし、こっちにはボムが2個ある。 私はボムを撃ちつつ、ひたすらボスの体力を削っていった。 気がついたら、初クリアにして、ノーミスクリアになっていた。 感動して顔が上気しちゃってたよ。 鏡を見て驚いたけど、ホントに真っ赤だった。 いやー、いいプレイが出来たな、としみじみ思った。 たまにはシューティングもイイ。 叫んじゃおうかな。 シューティング・ラブ!! |