ゲームの続編は必ずエスカレートしていく。 エスカレートしていく内容は様々だが、その要素が引き継がれる限りそれは避けられない。 当然「ロックマンエグゼ」だって、そう。 『ロックマンエグゼ6』において、ロックマンが実体化することは容易に想像できた。 『5』で現実世界とネットワーク世界が混濁してきたので、次は実体化しかない。 しかしまた、どうやって実体化させるのか? 私も興味があって考えていたのだが、なかなかいい案が思い浮かばなかった。 結局、どうせまた凄いことやるんだろうな、と考えるのをやめてしまったのである。 「ロックマンエグゼ」シリーズは凄い発想で創られているので、どうせ私のイマジネーションでは及ばないだろうと思った。 ところが、比較的無理のない実現方法があったんだな、これが。 まさかコピーロボットを使うとは。 藤子不二雄の「パーマン」に出てくるコピーロボット、おそらく、あれから発想したんだろう。 絵がそんな感じだもの。 上手いこと思いついたな。 もちろんコピーロボットだって突拍子もないアイディアなのかもしれないが、私なんかの世代だと既に経験済みの発想だから受け入れやすい。 驚くほど違和感がなかった。 もう序盤からロックマン、教室走り回ってるよ。 ただ、使い方は勿体ないかな、と思ったけど。 折角実体化したのに、単なるザッピングに使っちゃうとはな。 あまりに安易に使いすぎて、最後にサプライズが無くなってしまった。 楽しみにしてただけに、ちょっとガッカリ。 もうちょっと何とかならなかったのか。 これでシリーズ最後なの? えー!?って感じ。 ま、そろそろ終わってくれないと、こっちも付き合いきれないけど。 |