ペーパーマリオ カラースプラッシュ

全てを背負わせるのは酷 2016_10_24

 

「Nintendo Switch」のコンセプトムービーが公開された。
略すならNSになるのかな。
まだ詳細は分からないので、いろいろ想像しちゃうんだが、よく考えたら発売されるのは5ヶ月も先の話なのである。
そんなことより、いまのゲームを何とかしないと。
だって、WiiUのゲームなんか正真正銘、ホントに『ペーパーマリオ カラースプラッシュ』一本しかないんだよ。
発売予定には他に何もなし。
発売からまだ4年経ってないのに、こんなことってある?
正直なところ、そんなにやりたくはなかったけど、やるしかないよね、これしか無いんだから。

『ペーパーマリオ カラースプラッシュ』をやり始めて、いきなり激怒した。
ボタンでカードを選べないのだ。
このゲームでは戦闘にカードを使うのだが、カードを指でデッキから出して、色を塗るために出したカードを指で押して、OKを押してから更に指で前に弾かなきゃならない。
メンド臭すぎ。
しかも、アイコンが真ん中に寄ってるので、持ち手を外さないとどうやっても押せないという有様。
さすがの私も怒ったよ、マジで。
設定で「ボタンあり」に変えられるのを知るまでは、任天堂もいよいよ焼きが回ったと思ったな。
それにしたって、標準はボタン使えない設定になってるわけで、やっぱりどうかしてるのは間違いない。
どうしてもタッチパネルを使わせたい、と創り手は思っちゃったのかなあ。

不満はあるけれども、買っちゃったものは仕方がない。
とりあえずプレイを続けるしかなかった。

やっていくと、少々簡単すぎるのが気になる。
敵の攻撃を見切る過程がないのだ。
雑魚戦に時間がかかるだけで、何にも面白くない。
なんじゃこれは?と思いながら進めていくと、だんだん分かってくる。
「マリオRPG」シリーズと「ペーパーマリオ」シリーズは明確に分けられてるんだな、ゲームが。
ペーパーの方はアクション要素を減らしている分、ペンキやカードのやりくりをゲームにしているのである。
上手い下手が出ないような負荷に置き換えているのだ。
敵を倒す喜びよりは、テキストや演出から得られる喜びの方を重視しているのだろう。
どっちかといえば、俗に言うJRPGに近い構成というべきか、あるいはアドベンチャー寄りというべきなのか。
キノピオとかヘイホーとのやりとりが結構楽しいし、演出も据置作品らしく派手だから、これはこれでいいと思うけどな、私は。

ペーパーマリオは緩いゲームが好きな人向けに作られていると思われる。
ネット上を調べてみるとあんまり評価は良くないようだが、たぶん本来遊ぶべきじゃない人が遊んでるからなんじゃないかな。
現状はこれ一本しかないから、全部背負い込まされちゃってるんだ。
ボリュームが大きくてなかなか終わらないのも、これ一本でWiiUを支えなきゃならない事情が影響しているのかもしれない。
しかし、この程度のゲームに全てを背負わせるのは酷だろ。
こういうゲームは褒めにくいからね。



<後日談 2016_11_01>
やっと終わった。
モノカードを使わないと倒せないイベントボスが多いところをみると、やっぱり謎解き重視なのかな。
必要なモノカードを持っていないとやり直しになるから、面倒だといえば面倒なんだけど、こういうのもあっていい気はする。
エンディングを迎えたときはそれなりに満足感があったよ。
ラストの演出は結構凝ってたし、ラスボス戦はそれなりに難しいから。
もうちょっと評判良くても良さそうなもんだが。


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