ラチェット&クランク FUTURE_2

背中の相棒 2008_02_28

 

『ラチェット&クランク FUTURE』のパッケージを見たことがあるだろうか?
生物とロボットが結合したような不思議なキャラクターが口を開けている。
私はラチェットもクランクも知らなかったから、初めて見たときは、こういう主人公なのかと思った。
しかし、これはラチェットがクランクを背負った状態を後ろから描いたものなのである。
主人公が後ろ向いているパッケージなんて見たことない。
ラチェットだけが主役じゃないというアピールなのかもしれないが。

この『ラチェット&クランク FUTURE』を私は大変楽しむことが出来たんだけど、ゲーム全体を貫く雰囲気は実のところあまり好きじゃない。
やはりバタ臭いのである。
私の見たところ、絵柄にはそんなに違和感はない。
アメコミ調といっても人間があまり出てこないから。
私が気になるのは、敵が潰れてグミのようにぐちゃっとなるところや、途中に挟まっているムービーの展開の仕方である。
おまえ、ガキかよ!って言いたくなる。
欧米の子供達をメインターゲットにしているんだから当然なんだけど。
同じ子供向けでも、日本の子供向けとはかなりセンスが違うな。

そんなこのゲームの中で私が一番気に入ったのは、なんといってもクランク。
ラチェットの背中に背負われている相棒である。
背中に背負われているあたり、『バンジョーとカズーイの大冒険』のカズーイを思い出すな。
バンジョーとカズーイほどの一体感はないけど。

私が一番最初にクランクに惹きつけられたのは、オープニングほどないムービーの中だった。
「うっひゃっひゃっひゃ」って笑ったあとに殴られて気絶するシーンがあるのだが、私はそれを見て笑った。
これはいいキャラだと思ったな。
ロボット特有の下顎が顔の面より前に出たデザインで愛嬌があるし、ロボットくせに割と表情豊かなんだ。
まじめさの中に少し毒があるところもいい。

私はこれが初めてだから分からないが、ひょっとすると『FUTURE』はクランクがメインなのかもしれないな。
そう意味もあって念入りに描いてあったのか。
パッケージにクランクが描いてあるのも、それなりに意図があるのだろうとは思えてきた。
全くストーリーが分からないままやってたから、クランクの身の上に何が起こったのか最後まで分からなかったけど。



<余談 2008_02_29>

私はいつも敢えてマニュアルは読まないでプレイする。
創り手の心配りがどこまで行き届いているか確認してやろうと思っているのである。
このゲームは操作方法に関しては凄く丁寧に教えてくれるのだが、世界観についてはまるで教えてくれなかった・・・ような気がする。
プレイ中に何かキャラが喋っているのだが、世界観の説明していたのだろうか?
ボリュームを絞っていたから、何喋ってるのか全く分からなかった。
ウルサイの嫌い。

最近やり始めた『バイオショック』も無線の音が聞き取りにくくてしかたない。
音声の出力レベルをもっと上げてもらえないものだろうか。
ただでさえ本体が爆音なんだから。
XBOX360設計したヤツ、ぶん殴りたい。


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