ドリームキャストの末期に『Rez』というゲームがあった。 敵を撃墜する効果音とBGMと映像がが一体となって脳に訴えかけてくる新感覚シューティングゲーム、だったらしいのだが、何が面白いのか私にはさっぱり解らなかった。 センスに訴えかけるようなものは解らなくても仕方ないよね。 シューティングとしてみるとただ単に退屈なだけで、あまりの退屈さに初見のラスボスで寝てしまうという初めての経験をした作品でもあった。 しかも、目が覚めたときに自機が死んでなくてビックリしたな。 安地に入ってしまったのか、攻撃に当たり判定がないのか、よく分からなかったが・・。 ドリームキャストの末期でもあり、あんまり悪くは書きたくないけど嘘は書けないし、弱ったなあと思ったものである。 いよいよ、本格的に遊びたいゲームがなくなった。 事ここに至ってはやむを得ない。 Kinectでもいじるしかないだろう。 私はKinect対応ゲームを調べることにした。 ここで見つけちゃったんだ、『Child of Eden』を。 メンド臭いから説明しないけど、『Rez』の系譜を引く作品だといえば、大体想像はつきそうなものである。 こんなの私に解るわけないじゃん。 でもだよ、ひょっとしてKinectでプレイしたら、敵を倒すことでゲームを指揮するような感覚が得られるかな、って思っちゃったんだ。 そんなわけないのに。 ここから先は案の定の展開が私を待っていたのである。 今回はKinectの話はいいや。 思ったより出来のいいデバイスではあるが、予想通り精度出しできるようなデバイスではないし、『Child of Eden』に関しては置き換えの同一性もない。 早い段階で使うのをあきらめて、普通のコントローラーでプレイした。 確かに映像は綺麗だと思う。 BGMが素晴らしいかどうかは私にはさっぱり分からないが、敵を倒す効果音を計算に入れてシンフォニーを奏でるように創ってあることは、何となく分かった。 ただ面白いかというと、相変わらずそうは感じないねぇ。 それなりに敵は攻撃してくるんだけど、ワンステージが異常に長い上に単調で退屈。 これをいったいどうやって楽しんだらいいのか。 ホントに解らないな。 ゲームが面白くなるようにプレイできない、ってのはプレイヤーにも責任があるわけで、面白くないとは書きたくない。 面白かったと書きたい。 しかし、嘘をつくわけにはいかないよ。 ドリームキャストで発売されたわけでもないし、庇う理由もないけどね。 |