『ドラえもん のび太の牧場物語』はなかなか面白いんじゃないかと私は思っていた。 最初に50時間ぐらい採掘場へ通えば、の話だけれども。 下積みが終われば、まずまずいいテンポでイベントが進んでいく。 ドラえもんの世界観と牧場物語の相性も悪くない感じだったし。 プレイタイムで言えば、90時間ぐらいまではまずまず満足していた。 しかし、村人全員の好感度が5を越えたあたりで、さすがにもう終わりにしたくなった。 エンディングの条件を調べたところ、あるキャラクターの好感度を7まであげる必要がありそうだった。 これが大変。 好感度が6から7へちっとも上がらないの。 1日1回しかプレゼントを渡せないので、日をどんどん送るしかない。 が、牧場が荒れるのもイヤなので、それなりにお世話をしながら日々を過ごした。 折角だからチーズメーカーでも作るか、と思ったが、そのためには動物小屋を大きくしなければならなかった。 木こり仕事をしながら、私は好感度が上がるのを待ったのである。 ゲーム中で30日ぐらいかかったかな、好感度を1上げるのに。 3年目の秋、ちょうどチーズメーカーが完成した頃に私はエンディングを迎えた。 エンディングにはまあまあ納得したよ。 ドラえもんとのコラボは正解だと思う。 しかし、完成したチーズメーカーを見るにつけ、無駄だったという思いにも駆られた。 そして気付くのである。 シナリオの進行と牧場仕事、全然関係ねぇな!って。 シナリオを進めるだけなら牧場仕事、ほとんどしなくても良かったのである。 そして、この辺にちょっと問題があったのかな、とも思うのだ。 シナリオの進行と牧場仕事を切り離しているから、牧場仕事のバランスが狂っていても創り手は問題だと思わなかったのではないか。 牧場仕事と進行フラグが絡んでいたら、たぶんもっと減らすよ、開発に必要な資材を。 お金ももっと貯まりやすくするだろうし。 このフラグを立てるのにどれぐらいの時間や労力がかかるのかって、絶対調整するはずじゃん、創り手は。 たぶん調整してないんだよ、関係ないから。 何をするにもメチャメチャ資材とお金が要るの、ちょっとオカシイもん。 折角いい題材だったのに、返す返すも惜しいことをした。 通常の牧場シリーズよりもストーリーに重きが置かれている分、ストーリー上でも働いた甲斐があると感じられたら、尚良かったのにね。 |