押忍!闘え!応援団_3

チアガールズではダメ 2005_08_03

 

『押忍!闘え!応援団』にはチアガールズが登場する。
「激烈に応援」(ハードに対応?)をクリアすると、応援団に変わってチアガールズが活躍する「華麗に応援」が選択できるようになるのである。
まあ、ベリーハードモードだと思えばいいだろう。
多少隠しキャラ的な意味合いがあるのかもしれないが、任天堂のHPにも載ってるから、ネタバレということもあるまい。

「華麗に応援」になるとタッチマーカーの表示時間が短くなったり、順番が分かりにくかったりで難易度は確かに高い。
私の解釈によれば、難易度が大きければ大きいほど応援する喜びは大きいはずである。

ところが、私はいまいち楽しくないのである。
理由がよく分からない。
テクニカルすぎるからなのか、と思うのだが、そんなに難しいようにも感じていないのだ。
仕方がないので、私はチアガールというものの性質を考えてみることにした。

チアガールは応援する点では応援団と同じだが、性質は全く異なる。
チアガールは応援自体が観賞する対象になる。
またそれ自体が競技にもなる。
つまりそれ自身に独立した価値を持っているということである。
そのことは同時に、美しさの点で応援団に及ばない事をも示すだろう。

大体からして笑顔がいけないんだ。
チアガールというのは辛いときでも笑顔でなくてはいけないらしいのだが、なんか悲壮感が伝わってこない。
「あいつら、あんな無意味なことなんで頑張ってるんだ?」みたいな感覚がないんだな。
なんかチアガールズに「GO!」とかいわれても全然盛り上がらないのである。
やっぱ暑苦しい応援団員が「押忍!」と声を張り上げて、初めてこのゲームは成立するんじゃないか。

もうちょっと劇画調のキャラにして、熱さを前面に出してくれればまた少し違うのかもしれないのだが。
ちょっと可愛らしすぎるんだ。
チアガールズばっかり見ちゃうからダメなんだよ。



<後日談 2005_08_14>
やってるうちにチアガールズの違和感はなくなってきた。
でも、やっぱりチアガールズはダメ。
ムラムラしちゃうからダメ。



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