『押忍!闘え!応援団』にはチアガールズが登場する。 「激烈に応援」(ハードに対応?)をクリアすると、応援団に変わってチアガールズが活躍する「華麗に応援」が選択できるようになるのである。 まあ、ベリーハードモードだと思えばいいだろう。 多少隠しキャラ的な意味合いがあるのかもしれないが、任天堂のHPにも載ってるから、ネタバレということもあるまい。 「華麗に応援」になるとタッチマーカーの表示時間が短くなったり、順番が分かりにくかったりで難易度は確かに高い。 私の解釈によれば、難易度が大きければ大きいほど応援する喜びは大きいはずである。 ところが、私はいまいち楽しくないのである。 理由がよく分からない。 テクニカルすぎるからなのか、と思うのだが、そんなに難しいようにも感じていないのだ。 仕方がないので、私はチアガールというものの性質を考えてみることにした。 チアガールは応援する点では応援団と同じだが、性質は全く異なる。 チアガールは応援自体が観賞する対象になる。 またそれ自体が競技にもなる。 つまりそれ自身に独立した価値を持っているということである。 そのことは同時に、美しさの点で応援団に及ばない事をも示すだろう。 大体からして笑顔がいけないんだ。 チアガールというのは辛いときでも笑顔でなくてはいけないらしいのだが、なんか悲壮感が伝わってこない。 「あいつら、あんな無意味なことなんで頑張ってるんだ?」みたいな感覚がないんだな。 なんかチアガールズに「GO!」とかいわれても全然盛り上がらないのである。 やっぱ暑苦しい応援団員が「押忍!」と声を張り上げて、初めてこのゲームは成立するんじゃないか。 もうちょっと劇画調のキャラにして、熱さを前面に出してくれればまた少し違うのかもしれないのだが。 ちょっと可愛らしすぎるんだ。 チアガールズばっかり見ちゃうからダメなんだよ。 <後日談 2005_08_14> やってるうちにチアガールズの違和感はなくなってきた。 でも、やっぱりチアガールズはダメ。 ムラムラしちゃうからダメ。 |